※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2025年06月08日

第2章「科学否定とは何か?」『エビデンスを嫌う人たち』より



エビデンスを嫌う人たち.jpg


第2章「科学否定とは何か?」

科学否定の5つの類型

1.証拠のチェリーピッキング
2.陰謀論への傾倒
3.偽物の専門家への依存
4.非論理的な推論
5.科学への現実離れした期待

 めっちゃわかる!!

 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の時によく見た。

1.証拠のチェリーピッキング

ワクチンが悪影響を与えるという、数少ない(時には撤回された)論文を持ち出す。
「自分のみたいものだけ見る」

2.陰謀論への傾倒

「ワクチンの中にマイクロチップが入っている」「ワクチンは人口減らしの生物兵器」etc.

3.偽物の専門家への依存

あの人やあの人とか・・・

4.非論理的な推論

新型コロナ関連では私はぱっとは頭に浮かんで来ないので、この本に書いてあるところだと

藁人形論法
温暖化の原因として産業による二酸化炭素排出をあげると「いや温室効果ガスはそれだけじゃない」と別のものをあげる。
フラットアーサーの場合だと、「ウォルト・ディズニーの署名には666が隠れている」しかしこれは「2個の点と少し離れて直線があると顔に見える」みたいなもんだよな。まあそれを見つけたとして「だから悪魔に魂を売っている」とか「だからあの顔が私を監視している」とかなると、ちょっと変。

目眩まし(Red herring)
子供の貧困問題について議論しているのに、突然『犯罪率が低いから大丈夫だ』という話題を持ち出す

誤ったたとえ話
ああ、これは「新型コロナはただの風邪」みたいなのかな。

誤った二分法
これは、圧倒的に確度に差がある意見を、同等のごとく並べるみたいなものか?

飛躍した結論
新型コロナワクチンをたくさんの人が打ったから、現在(2025年)の超過死亡率が上がった。(実は過去に打ててなかった人が最近罹患して亡くなった)こちらは「非論理的な推論」のほうか?


5.科学への現実離れした期待

これは
手洗い←科学的(感染確率を下げる)
マスク←科学的(感染確率を下げる)
ワクチン←科学的(感染確率を大幅に下げる←今日の「そこまで言って委員会」で尾美さんが、「感染確率はあまり下げない(重症化率を下げるということ)と言ってはったそう)
にも関わらず、そういうものは科学的で無いと考え、科学の力で
感染後に飲むと完璧に治る薬(科学への現実離れした期待)
を期待するみたいな。
ここで「確率」を出したけれど、科学否定の場合「0か100か」「それは絶対か」みたいな極端な話に持っていくことが多いよな。

なお、「陰謀」というやつは「無いわけでは無い」のが少しやっかいで、例えば「ウォーターゲート事件」とか「喫煙とガンの関係を隠すためのタバコ会社の結託」とか・・・

あと、私には、大相撲でロシア出身力士の露鵬が大麻所持・吸引疑惑で取り調べを受けた時「陰謀だ!」と叫んだという話が印象に残っています。ロシア時代(というか育ったのはほとんどソ連時代ですが)に身の回りにたくさんあったのだろうな・・・

なお、「1950年代 米国の喫煙と肺がんの因果関係に対するタバコ会社の広報戦略」と Chrome で検索したら下記のように出ました。
ーーーーーーー
Search Labs | AI による概要

1950年代の米国において、喫煙と肺がんの因果関係に対するタバコ会社の広報戦略は、主に喫煙と肺がんの関係を否定したり、曖昧にしたりすることに焦点を当てていました。
具体的には、研究結果を批判したり、他の潜在的な原因を強調したり、喫煙のメリットを強調したりするなどの戦略が用いられました。
具体的にどのような広報戦略が用いられたか

研究結果の批判:
タバコ会社は、喫煙と肺がんの因果関係を示す研究結果を批判し、その信頼性を疑うような主張を行いました。研究結果の統計的な手法やサンプルサイズの問題点などを指摘し、因果関係を証明するだけの十分な証拠がないと主張しました。

他の潜在的な原因の強調:
喫煙以外の原因、例えば遺伝的な要因や環境要因などを強調し、喫煙との関係を曖昧にしました。

喫煙のメリットの強調:
喫煙がリラックス効果やストレス軽減に繋がるというメリットを強調し、喫煙を肯定的な行為として捉えるように促しました。

「タバコは肺がんの原因ではない」との主張:
タバコ会社は、直接的に「タバコは肺がんの原因ではない」と主張する広告や広報活動を行いました。

「タバコは肺がんの危険因子ではない」との主張:
タバコ会社は、「タバコは肺がんの危険因子ではない」と主張し、喫煙と肺がんの関係を否定しました。

「タバコは肺がんの原因とは言えない」との主張:
タバコ会社は、「タバコは肺がんの原因とは言えない」と主張し、喫煙と肺がんの関係を曖昧にしました。

「タバコは肺がんのリスクを上げることはない」との主張:
タバコ会社は、「タバコは肺がんのリスクを上げることはない」と主張し、喫煙と肺がんの関係を否定しました。

「タバコは肺がんの危険因子ではない」との主張:
タバコ会社は、「タバコは肺がんの危険因子ではない」と主張し、喫煙と肺がんの関係を否定しました。

「タバコは肺がんの原因とは言えない」との主張:
タバコ会社は、「タバコは肺がんの原因とは言えない」と主張し、喫煙と肺がんの関係を曖昧にしました。

「タバコは肺がんのリスクを上げることはない」との主張:
タバコ会社は、「タバコは肺がんのリスクを上げることはない」と主張し、喫煙と肺がんの関係を否定しました。

これらの広報戦略は、タバコ会社の利益を守るために行われたものであり、結果的に喫煙の害を隠蔽することにつながりました。

1964年「喫煙と健康」報告書の発表:
1964年に米国で発表された「喫煙と健康」報告書は、喫煙と肺がんの因果関係を明確に指摘し、タバコ会社の広報戦略を打ち砕きました。この報告書は、喫煙が肺がんだけでなく、他の病気の原因にもなることを明らかにしました。

1950年代のタバコ会社の広報戦略は、現代の喫煙問題に対する理解を深める上で重要な視点を与えています。

AI の回答には間違いが含まれている場合があります。
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 これは経済的な理由での「科学否定」になりますが、他に「イデオロギーとして」「宗教として」なども出てきます。あとそれ以前にというか、強烈にというか「アイデンティティー」

 また今まで信じていたことが揺るがされる時「恐怖」を感じる人もいて、それを軽視しないことも大事。

 哲学者ピーター・ボゴジアンとジェイムズ・リンゼイの書いた『話が通じない相手と話をする方法』の中のアドバイス。

「事実を避けよ」

 なるほど。事実で相手の情報不足を補おうとしても無力であり、それ以前の信頼関係が大事ということなんだけど・・・しかし事実のやりとりを避けた信頼関係って?

 まあ、一緒に居るとなんとなく楽しい、とかなんとなく心地良いとかかな?





posted by kingstone at 19:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・記事・番組など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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