私の関わりのある法人
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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2017年01月09日

スペースを保っている選手をほめることが肝心なのです(エディー・ジョーンズ)





「ボールキャリアーばかりを褒めるから、全員がボールを持ちたがるんです。そうではなく、自分のポジションにきちんとステイして、スペースを保っている選手をほめることが肝心なのです。それを継続していけば、必ずポジショニングの概念をつかんでくれるはずです」

 このとき、コーチにとって大切なのは、たとえ他の場所でラインブレイクがあり、それがトライにつながったとしても、自分のポジションを守った選手にきちんとごほうびをあげることなのだ。

「しっかりとスペースを保ったことで、ラインブレイクを引き出したーーーそのことを教えて、褒めてあげるんです。これがコーチングのアートだと私は思います。ボールを持っていないときの動きというのは、きちんと指導しなければ身につきません」


 スペースの感覚というか、ポジショニングの感覚ですね。
 よく「幼稚園児のサッカー」と揶揄される、ボールのところに全員が集まってしまうようなことを避け、スペース感覚を身につける、ということになると思います。 

 この少し後ろに「スペースをきちんと保っている選手を褒めるためには、全体を見ていないとできない」という意味のことが書かれています。

 これ、放課後等デイサービスや児童発達支援事業所(もちろん学校園でも)でも使える話で。

 先日もこんなことがありました。
 私が通りすがりに、ある子たちと話をしていました。
 そこに若いスタッフさんがやって来て、話に加わりに来ました。スタッフさんは子どもたちと話したいことがあったよう。

 私はスタッフさんが近づいてきた時点で、他の場所に移動しました。

 そのうちスタッフさんがそのお子さんたちから離れたので、また私は元の位置に移動。

 そんなことが短い間に2回繰り返されました。

 で、私はそのスタッフさんが「キングさんは私のことを嫌いなのだ」と誤解しはったら困るな、と思ってこのポジショニングの解説をしておきました。

 まあ、世の中、Aさんが近づいてきたらとっととBさんがいなくなり、AさんがいなくなったらBさんが戻ってくる、ってBさんがAさんを嫌っている、と考えません?あるいは体をよけたりしたら・・・(考えすぎかなあ・・・)

 実際、トラブルが起こったら、その場にいた全職員が集まってくる、なんてこともあるけど、それ、やめといたほうがいいもんね。


posted by kingstone at 16:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ラグビー・スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月08日

何を見ているんですか?(エディー・ジョーンズ)




「ラックの状態で、ふたりはどうも見るべきところを見ていないように感じました。それで彼らに質問したんです。『何を見ているんですか?』と」

 学生たちの答えはシンプルだった。

「ボールです、と彼らは答えたんです。そこで私は『ラックの中にボールがあるのが分かっているのになぜボールを見る必要があるんですか』と、また質問しました。学生たちが驚いた顔をしていたので、ボールがどこにあるか分かっているならば、相手のデイフェンスがどのような陣形になっているのか、それを確認した方が遥かに有益ですよと話しました。まず、練習の段階からアタックをセットアップするときは、前を見ましょうとアドバイスしました。もちろん、ボールがどこにあるかは視野の中で確認しなければいけない。しかし、ラグビーにはもっと重要なことがあるんです。そうアドバイスをしたら、納得して面白いと思ってくれたようです」


 なるほどな。

 放課後等デイサービスなどで子ども達がトラブルを起こすことがあります。そのトラブルばかり見ていても「次」につながらないんですよね。

 この話に直接関わるような「周囲」を見ることも大事。
 他の部分をどれだけ落ち着いてふだんの暮らしをすることができるか。
 トラブルが飛び火しないようにどう動くか。

 またこれは、ちょっと違うかもしれないですけど、トラブルの最中でも、そこ、あるいは周囲にある「光」というか「希望」を見つける。そこに向かって進んでいく。

 私はトラブルが起きた時は本当に笑いながら対処していることが多いし、また他のスタッフがトラブルの解決法の相談に来た時、話終わった後「たいへん困ったことを話しているのに、なにか楽しくなってきた」と感想を述べて下さったこともあります。





posted by kingstone at 07:12| Comment(0) | TrackBack(0) | ラグビー・スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月02日

彼はキャラクターとしてはクレイジーな面もあります(笑)(エディー・ジョーンズ)




 前日本代表フォワードコーチだったマルク・ダルマゾ氏について。




 マルクは、ただそこにいるだけで個性の際立つ存在だ。スキンヘッドで鍛えあげられた肉体は周囲の者に威圧感を与えるし、なにやら奇声をあげているところを目にしたこともある。正直にいえば、彼がそばにいるとなにか落ちつかなくなってくる。そんな異分子なのだ。

 日本代表のある選手はマルクの印象をこう語る。
「最初はいったい何を考えているのかさっぱり分かりませんでしたよ。言葉が抽象的だし、練習ではスクラムの上にいきなり乗っかって、思いっきり揺さぶってくるし」

 コーチというよりも、アーティストがひとり混じっているという感じなのだ。エディーさんもマルクの異分子ぶりを認める。

「正直、彼はキャラクターとしてはクレイジーな面もあります(笑)。けれど、スタッフのなかに彼のようなキャラクターがひとりいるとアクセントになるということも見逃してはいけません」

 同じようなタイプの人間ばかり集まると、時間が経つにつれて緊張感が失われてしまいかねない。マルクのような異分子を受け入れることの効用をエディーさんは力説する。

「ヘッドコーチになる人間はバランスが必要です。ただし、スタッフの中には、アーティスティックなコーチやマネージメントに執着する人間がいてもいいんです。そのコーチがもっとも得意とするところに特化してコーチングしてもらい、欠けている部分を他のスタッフで補って、ヘッドコーチがバランスをとればいい」


「彼は本当に素晴らしいコーチです。ただ、ドキュメント、書類の提出を求めたりすると、これが出来ないんです。冗談じやなくて、本当なんですよ。でも、それでいいと思っています。もしも、20年前の私だったら必ずドキュメントの提出を要求していたでしょう。でも、私がそこにこだわりすぎたとしたら、彼はストレスを感じ、コーチングの能力に影響が出る可能性があります。私も経験を重ねたことで、気にしなくなりました」


 今、それこそ「報告書」や「記録」その他「書類」を書きまくっている私ですが、若い頃は全然できなかったな・・・
 まあ当時は、だからといってもアーティスティックなことができていたわけじゃないですけど。
 電子機器を使うようになったことが、書きまくれる要因にはなっているだろうな。

 そして、たぶん、今は、実践についてはアーティスティックと見られるほうかもしれない・・・

 奇声もあげるし、いろいろな面でクレイジーでもあるしね。

 ただ、素晴らしいコーチであるかどうかはわからない・・・


posted by kingstone at 19:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ラグビー・スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月01日

あなたの強みは何ですか?(エディー・ジョーンズ)




「サントリーの選手と一対一の面談をしたことがありました。私は、選手一人ひとりに『あなたの強みは何ですか?』と質問したんです。そうしたら、みんな判で捺したように、自分の出来ないことを三つくらいあげるんです。そんなことは聞いてない、強みを教えて欲しいと話すと、選手たちはそこで黙ってしまう」
 選手たちは少し考えてから、ようやくひとつ、ふたつと自分の強みを話し出す。エディーさんはこれも、日本の教育の影響だろうと考えている。


 まあ教育っていうか、「学校教育」だけに限らず、社会の雰囲気としての「教育」やろな。
 もちろん「強み」と「弱み」は表裏の関係だから、実際はどっちもわかっている必要はあるのだろうけど、人に質問されたら「こういうところです」と言えたほうがいいかな。


 しかし、私も美学として「自分のいいところを評価するのは他人の仕事」というか、自ら言うべきもんではない、みたいな気持ちはあるなあ・・・(いや、ネットで、散々自分の自慢をしてるようには見えるだろうし、それは実際その通りなんですが・・・笑)

 これがリアルの仕事とかだと、「俺、言わへんし、気づいてやあ」と思ってしまうなあ。


posted by kingstone at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | ラグビー・スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月23日

直感に従うべきです(エディー・ジョーンズ)





 エディーさんにとって、メンターとなるのはワラビーズ(オーストラリア代表チーム)のコーチをしていたボブさんで、しかしボブさんは当時州代表フッカーだったエディーさんを選ばず、フィルって人を選んだ、という話から

「これは試合の現場ではなく、チーム作りにおける『直感』の話になります.ボブは絶対に妥協しないコーチで、タフな判断がしっかりできる人物でした」

「ボブはワラビーズのメンバーを選出するときに、州代表のレギュラーだった私ではなくフィルを代表に選んだのです。なぜだろう? と思いました。悔しかったですよ。でも、その後にフィルは素晴らしい選手へと成長したので、ボブの判断は100%、正しかったんです。彼は妥協せず、直感を信じてチームを作り上げた。『ガッツ』があるんです。その影響は私にも受け継がれていると思います」

「私もそうでしたが、選ばれなかった選手は納得できませんよね。ただ、私がいまヘッドコーチの立場になって気をつけているのは、外した選手に対しては、ディスカッションが必要だということです。なぜなら、外された選手は感情的になっているので、到底受け入れることができない。だから、話をして、ある程度は感情を吐き出させます。大事なのは、少し時間が経ってからもう一度、話をすることなんです」

「私がボブから学んだのは、ひとりの選手に十分な力があると可能性を感じたなら、代表に選んでしまった方がいいということです。ポテンシャルを感じた段階ですぐに引き上げた方がいい。たとえば、いまの日本代表でいえば、福岡は選んだ時点では十分な力はなかったかもしれませんが、有り余るポテンシャルがあった。そういう時は、直感に従うべきです。上のレベルでプレーさせれば、ポテンシャルが開花するチャンスが増えるからです」

 しかし、こういう話の時、気をつけないといけないのは、エディさんは、統計などもとって


で書いてるように、数字も大切にしてるってこと。

 このあたり、


の林雅人さんにも通じるよな。

 いろいろデータを出し、分析し、トレーニングとかもした上での直感。

 そして、「血も涙も無い」と思えるような決断をし、しかしちゃんと外された選手の気持ちも考え、受け止める。

 とても大事やろうなあ。

posted by kingstone at 23:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ラグビー・スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする