アメリカのカレッジ・スポーツはビジネスでもあり、その大学の志願者数に大きく影響を及ぼす。大学にとって選手は投資対象であり、資産でもあるのだ。それだけに選手が利用するトレーニング施設は充実している。さらには、優秀なコーチやスタッフが揃う、まさに「ファーストクラス」と呼ぶにふさわしい待遇が整備されている。しかし、日本の大学のスポーツをとりまく環境は貧しい。
「日本の大学は満足な練習環境を整備しないのに、学生に対して時間を費やすことを求めます。帝京大学が連覇している理由は、大学が環境をしっかりと整備していることにつきます」
大学の力の入れ具合が、成績のカギを握っていることを大学の当局者はどれだけ理解しているのだろうか。その結果、日本の二十歳前後の選手の成長が他国に比べて遅れてしまうのだ。
「ジュニアジャパンの戦いぶりを見ても、カナダにさえ歯が立たない。日本の選手たちは所属の大学で毎日練習しているのに、ですよ。カナダの選手たちは毎日、練習したくてもできないんですよ。どうしてこれだけの差が出てしまうのか。大学で『4年分』の成長をロスしているのだと思います。なぜ世界のレベルとこれだけのギャップが生まれるのか、関係者には考えて欲しいです」
ここでいう「環境」は、もちろん芝のグラウンドなどもあるだろうけど、コーチによる指導も含めてのもの。
このページ以外のところでもエディーさんは強調してはります。
しかし、アメリカの充実ぶりは大学だけじゃないかも・・・
たとえば、下記のまとめの主人公、マグジー・ボーグスさんは元NBLの選手だけど、高校でもコーチしてはるもんな。
で、今年も全国大学ラグビー選手権では帝京大学が連覇しました。
敗れた東海大学も前半は同点で折り返しましたが・・・
そしてこんなニュースが入ってきました。
神戸製鋼が7連覇を達成した1994年度には、102対14で大東文化大に勝つなど、人気のある大学勢と社会人との実力差の拡大が問題視
最近、学生が社会人に勝ったのは、2015年の1回戦で帝京大学がNECに勝ったのが久しぶりで、最後ですもんね・・・
しかし、どんな業種でも、スタッフさんにパフォーマンスを発揮して頂くには、いろんな意味での環境の整備が必要だよなあ・・・