私の関わりのある法人
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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2019年09月05日

キミのお金はどこに消えるのか 令和サバイバル編 井上純一著




 読書メモ

地位財とは

「給料、あいつにだけには負けたくない」

だとか

「支援を受けてる人が、俺より可処分所得が大きいのは許せない」

だとかみたい。「自分より下」と思ってる人が、自分よりたくさんお金をもらってたり、特権を持ってたりしたら許せない、という心理に基づく財。

月さんは「あまりにも人間の悪いところを見るから考えたくない」と言ってはるけど、ほんまやなあ。

不確実性とは

「未来のことはわからない」

ほんまやで・・・


「経済的不幸は感染症のように広がっていく」

それを断ち切るために財政支出が必要。
それが社会保障。


「このマンガはデスネ〜 毎回結論がだいたい同じで・・・ お金使えデショ」

と月さんが喝破するのですが、実はお金を使うのはまず第一に政府で、

「個人の貯金は不幸に耐える力」

しかしね、もちろん勉強になるんだけど、それ以上に素敵だな、と思うのは井上さんがいつも月さんをめちゃめちゃ褒めてる。
そして月さんは井上さんの似顔絵を
「でもジンサンの似顔絵はいつもあんまり・・・」
と言いつつ、
「ジンサンは似顔絵じゃなくて『キャラクター』を描いてますよ」

ほんといつでも人生には不確実性が襲ってくるし、評価されないことも多いけれど、家族が自分のことを理解してくれている、と思えたら少し光が見えるもんな。

posted by kingstone at 22:31| Comment(0) | お金・暮らし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月14日

軍事費の歳出に占める割合とGNP比




この本のP171の「軍事費の推移」という表をエクセルに打ち込んでみました。
しかし、セルが「何年おき」という規則性があるわけではないので、グラフにはできないな。
もとは「軍備拡張の近代史」山田朗著・吉川弘文館より大村大次郎さんが抜粋したとのこと。

※表はクリックすると大きくなります。

軍備拡張表.jpg

今は対GNP比は1%枠を守ってるんですよね。

当時はどの国も無茶苦茶軍事費を使っていたな・・・

1900年(明治33年)の各国の財政に占める軍事費の割合
(「日露戦争(ー)」軍事史学会・錦正社よりの引用のものを私が引用)

※表はクリックすると大きくなります。

各国の軍事費1900.jpg

 この表の中で、財政に占める割合は日本が一番多いけれど、ドイツも相当でほぼ同じ。
 しかしGNP比にしてみると、もうドイツの2倍以上。

 なんかこれを思い出してしまう・・・






posted by kingstone at 00:11| Comment(0) | お金・暮らし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月10日

しょぼい起業で生きていく えらいてんちょう著




最初の見出しが

「組織で働くのが無理なら起業しよう」

 で、よく自己啓発系というか起業を勧める本と同じようかと思うと、真逆の「しょぼい起業」の仕方が書いてあります。

 もちろん下のような「食い物にするようなセミナー」に参加してしまう場合とは全然違うでしょうね。

"シンヤさんはこの起業サークルに入会。ここ1年は週2回、セミナーに通い、「スモールビジネスの基礎やWebマーケティングの知識、フリーランスとしてのマインドセット」を学んでいるという。入会金は約20万円、セミナー参加料は1回800円。"

最初に20万円取るか・・・

"「入会前に『本気の人しか、成功はできない。フリーランスとして食べていけるのは、(会員の)1、2割』と、ちゃんと説明してくれた。信頼できるサークルです」"

まあ詐欺ではないのだけど・・・


「しょぼい起業で生きていく」の見出しに

「『とりあえずサラリーマン』という価値観の終焉」

というのがありますが、一生懸命働いてきて、45歳になったらもういらないよ、と退職勧奨される時代ですもんね・・・

えらいてんちょうさん自身は「就活とかできない(朝起きられない)なあ」と思い、自分でリサイクルショップ、バー、学習塾、などを経営してきて、今はコンサル業が中心になっているとか。

言われていることは

○金をかけるな(あるものを使え)
○人が集まってくる場(居場所)を
○なんでもお金に換算しなくていい
○従業員は雇わなくていい(居場所に来てくれていて、自主的に協力してくれる人にお願いする「正しいやりがい搾取」)
○そのためには、こちらからも相手を助けることが必要
○資金を出してもらえる人になる
・始めている人(それこそしょぼくても成果物を出してる人)
・お金を持ち逃げしないと信頼される人

みたいなところを書いてはります。
めっちゃわかります。

ただ、そういう人になるにはなるですごく難しいことではあると思いますが。
私の友人にも「あいつみたいな人やなあ」というのが浮かんできます。
バイトで入った会社で気に入られ、会社は合併やなんやかんやで変わっていきますが、結局その会社のえらいさんになってます。
 なお、少し前に話題になった「しょぼい喫茶店」について、経営者の「えもいてんちょう」さんと出資者とをつないだのもえらいてんちょうさんで、なんかとんとんと店が開け、スタッフ希望でやってきた女性がおられ、1年後にはおふたりは結婚されちゃったとか。

 本も出てますね。



posted by kingstone at 19:54| Comment(0) | お金・暮らし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月01日

市場って何だろう 松井彰彦著




読書メモ

都市経済

顔の見える関係はもはや一部でしかない
誰でも受け取ってくれるモノ、貨幣の登場。
都市でモノとカネを交換する商人たちは早くから、つまり例えば年齢とか性別とかハンディの有無とかで人を差別しない行動規範を身につけた。

マイク・モラスキー編「闇市」



SMAP と小林幸子

事務所(所属型システム)からいずれも「村八分」にされた。
しかしネットシステムを利用して小林幸子は復活。
草薙、香取、稲垣もしぶとく残っている。
今後もせめぎ合いは続くだろう。
契約型システム(一回ごとに売り手と買い手が契約する)
このシステムでは一部トップスターのギャラが高騰する。
なお、かつての福祉の措置制度は所属型システムであり、施設は行政の顔ばかり見るようになる。
(まあ、それが契約になったのだが・・・)


福井のメガネ産業

藤岡陽子著「おしょりん」

増永幸八が大工増永末吉にメガネ作りを頼みに行くが、末吉は断る。しかしそこに末吉の娘ツネがいた。

小学校3年生くらいの娘ツネは黒板の文字が写せず「授業についていくのがむつかしい」ということで学校に行っていなかった。

ところが幸八が取り出したメガネをかけたところものがはっきり見えだした。視力が悪かっただけだった・・・

ということで末吉が協力し始めたところから福井のメガネ産業が発展してきたとのこと。


自由貿易と保護主義

絶対優位と比較優位(リカードが唱えた)

AさんとBさんがいて、例えば創造的能力も事務能力も、絶対的にはA>Bだとして、じゃあAが全部やればいいかというと、Bさんに事務を任せてAさんは創造に注力した方が生産性が上がる場合がある。これが比較優位。
自由貿易が良いのはこの理屈による。
(任せられるところは任せる)
ただし、個別の人生の運命は悲劇とならないように様々な配慮は必要だろうな。



「購買力平価」例:ビッグマックの値段

「要素価格均等化定理」賃金が各国近づいていく

アンガス・ディートン著 大脱出
(人類による貧困と早すぎる死からの大脱出)


政府も市場のプレーヤーである(大きいけれども1プレーヤー)

財務省のジレンマ
・財政危機だと言って財政均衡を図る
・財政危機ではないから国債を買ってね、と言う
(で、国債は売れているのだから財政危機では無い?)

正規労働者と非正規労働者の扱いをなるべく近づけるとして、

正規労働者を解雇しやすくする→アメリカ型
中途採用の労働市場が未整備のままだと労働者の立場が脆弱になる

非正規労働者の保護を手厚くする→欧州型
経済成長がないままだと若者の失業率が高くなる

経済学が打ち立てた金字塔

厚生経済学の第1基本定理

「理想的な競争市場の下では効率的な資源の配分が達成される」
 効率的な資源の配分→パレート効率性
 (でも理想的な競争市場というものが無い・・・)

厚生経済学の第2基本定理

公平性は、再分配=所得移転と市場の二つの組み合わせで回復させる
絵に描いた餅


依存症ビジネス

デイミアン・トンプソン「依存症ビジネス」
「iPhone、フラペチーノ、危険ドラッグ、お酒/フェイスブック、アングリバード、オンラインポルノ・・・/私たちは、なぜこうも「病みつき」になるのか?/もはや病気ではない。/最強最悪のビジネスモデルである。」



公か私か、それとも共か

市場の本質は価格メカニズムの有無というよりも、その分権的性質にある
東北大震災のおり、著者はもともとつきあいのあった相馬高等学校と私的に交流を始める。

・希望者を東大に招く
・東大生を連れて相馬高校に行く

など。
メディアに取り上げられると批判が起こる。
「なぜ相馬高校だけなのか」「○○高校には来てくれないのか」
以前からのつきあいであり、私的な交流であることを説明した。
しかし、つながりができれば他の高校も訪れたいと。

なかなか他の活動はうまくいかなかったが、いろいろな契機があり、後年「ふくしま高校生社会活動コンテスト」に結実し、2017年からは公的な支援も受け、自律的に動き出す。
 最初から公的な支援をあてにしていては何もできなかっただろう。





市場と依存

「なめとこ山の熊」

猟師が熊の皮を商人に買いたたかれる話。
問題は猟師が「1商人」に依存しているから。
ここには「市場」は無い。
たくさんの商人(たくさんの依存先)がいて、一番高いところに売れたらだいぶ改善されるのではないか。

熊谷晋一郎「依存先が十分に確保されて、特定の何か、誰かに依存している気がしない状態が自立だ」

相馬は二宮尊徳の直弟子が住んだ。その二宮尊徳の言葉とされるもの。
「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」

「金町学園」(葛飾区にある。聴覚障害児支援施設)

10数年前、職員の不祥事が報道された。その後、体制を一新した。
「NPO大塚クラブ金町学習塾」の取り組み


福島県いわき市 平(たいら)支援学校(肢体不自由)

ボランティア活動をしている。
「(普段は支援を)される側だが、する側にもなれる」
「障がい者とともに支援、高齢者とともに支援」
「おたがいさま」



瓜破(うりわり。難読地名)


寺尾さんの2m四方の作品には400万円の値がつく。必要経費を引いて寺尾さんのものとなる。
金沢美術工芸大学での質疑応答である学生が質問した。
「寺尾さんは毎日、同じ鉄の絵を描いていて、飽きないですか?」
「好きやから、飽きへん」
それを聞いた学生が泣き出したとか・・・


(あれ?「アトリエインカーブと、やまなみ工房、同じ人がホームページ作ってるのでは?)


売る方に注力してはる。

どんどん儲けられる人は儲けて頂いて、しかしそこに至らない、本当に絵に限らず「楽しみ」としての活動のみで、市場に出せないモノしか作り出せない方、コトしか作り出せない方でものんびりと楽しく暮らしていける制度・しくみも同時に必要だろうな。


posted by kingstone at 10:47| Comment(0) | お金・暮らし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月18日

行動経済学から考える男女共同参画(神戸市・アステップ講演会)



 垂水区役所の掲示板にこんなポスターが。

P9170421.JPG

こちらですね。


<講演会の概要>

日時:平成30年10月27日(土曜)13時30分〜15時30分

講師:大竹 文雄 さん
  (大阪大学大学院経済学研究科教授)

対象:どなたでも

定員:100名

場所は書いてないけど、当然「あすてっぷ神戸」(湊川神社の西側)だよな。

<申込方法>
下記のいずれかの方法で申込

 (1)電話:078-361-6977 
 (2)FAX:078-361-6477
 (3)電子メール:semina_astep@office.city.kobe.lg.jp

 ※お申し込みの詳細はチラシをご覧ください。
 ※一時保育や手話通訳・要約筆記が必要な方は、お知らせください。


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