私の関わりのある法人
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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2018年11月09日

障害のあるこどもの支援を考えるセミナー(浅原奈緒子)



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障害のあるこどもの支援を考えるセミナー

平成30年12月14日(金)19:00〜20:30
第8回「数・量概念の発達について・モンテッソーリメソッドによる提示方法」

平成31年1月25日(金)19:00〜20:30
第9回「手指の教材・日常生活の練習のモンテッソーリメソッドによる提示方法」

平成31年2月8日(金)19:00〜20:30
第10回「段階別教材の使い方・モンテッソーリメソッドによる提示方法@」

平成31年3月8日(金)19:00〜20:30
第11回「段階別教材の使い方・モンテッソーリメソッドによる提示方法A」

講座は一話完結です。どの回からでもお気軽にご参加下さい。

会場:明日ピア北館明石学習室 802 か 803

講師:浅原奈緒子(株)ソワサポート代表)

参加費:無料(支援者・保護者どなたでもご参加頂けます)

お問い合わせ・連絡先 参加希望の方は前日までに下記にご連絡下さい。

メール:kodomocuore@gmail.com
url:www.kodomocuore
facebook:こどもサポートCUORE

講師プロフィール

最終学歴

平成22年兵庫教育大学 大学院
学校教育研究科 特別支援教育学専攻 修了
学校教育学修士

資格・免許

AMIにおいてモンテッソーリ・デレクトレス国際免許
視覚・聴覚・知的障害、肢体不自由・病弱者に関する教育の領域についての特別支援学校教諭専修免許
特別支援教育士

職歴

昭和59年〜昭和62年 私立白百合学園で勤務
平成9年〜平成24年  地域の子どもたちを対象にモンテッソーリ子どもの家コッコロ教室を運営
平成24年10月〜平成25年6月
NPO法人播磨発達サポートネットSOWER代表理事として児童発達支援・放課後等デイサービス コッコロ 放課後等デイサービス フレックスを運営
平成25年7月〜現在
株式会社ソワサポート代表取締役として、児童発達支援 ホロン・ココハウス 放課後等デイサービス コッコロ・フレックス・コミュ・カーサを運営し、支援員の育成と実践を行っている。



アスピア明石の地図
[ここに地図が表示されます]

2018年10月31日

掲示板を見ていた人がいた



 じんぶな〜の事務所には掲示板を設置しています。

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 先日、外で用事を済ませ、事務所に向かっていると掲示板を見ている方が。
 かなり長い時間見ておられました。

 私は知らんぷりしてゆっくりと事務所方向に歩いていきました。
 私が着く頃には既に歩き出しておられました。

 でも、読んで下さってる方がおられるというだけでも嬉しい。

 しかし、情報量を少なくしようと思っているんですが、まだまだ字が多いよな。

 お寺の掲示板くらい「ひとこと」だけというのがいいとは思うのですが。


2018年10月21日

買い物活動を始めたお子さんが10の合成(?)ができ始めた



 以前からこちらで「買い物活動」を始めたことを報告していた、お子さん。

 今までの報告。





「買い物活動を始めて約3か月後の、あるお子さんの変化」の時に、もう親御さんは、スーパーに車で送るだけで、ご本人がひとりで買い物をし、すべて終わって車まで帰って来る、ということは報告しました。

 先日、こんなことがあったそう。

 お金を貯めておくところに40円入っていたそう。

 お子さんが、その日の家事活動をして70円稼いだので、親御さんが手のひらに70円を乗せて渡そうとしました。

 するとお子さんは30円とって手に持ち親御さんの手に握らせました。

 親御さんは一瞬なにごとかわからなくて???となったそう。

 お子さんは「りょうがえ」と言いました。

 親御さんは、まだ気づかず「何言うとん。足らへんし・・・」と言いながら、渡そうとするとお子さんは「りょうがえ!りょうがえ!」

 親御さんが自分のてのひらを見ると「100円ある!」

 で、もちろん両替してあげました。


 また、最近は買い物をするために店の表示からいろいろな情報を知るために、一生懸命漢字を読み取ろうとしてはるそうです。


 この話、どんなお子さんが、という情報が無いので、すごさが伝わりにくいと思います。

 もちろん、今までの「学校の勉強」も役立っているのかもしれません。しかし少なくとも、それらがお子さんにとってばらばらのものだったのが、「(本当の自分のための)買い物活動」によって統合されて来たのは確かでしょう。

 ひょっとしたら、「(本当の自分のための)買い物活動」をしなかったら、それは起こらなかったことかもしれません・・・









2018年10月09日

アクティブラーニングの危険性(「AI VS. 教科書が読めない子どもたち」から)



 昨日書いたエントリにAI VS. 教科書が読めない子どもたち」著者、新井紀子さんが

 文部科学省が推している「アクティブラーニング」の危険性みたいなことを書いておられたのを書くのを忘れていた。

 でも、それだけで1エントリになるので別立てにします。


「アクティブラーニング」って要するに「みんなで対話してまとめ上げていきましょう」みたいな勉強方法で、実のところ目新しいものではありません。

 昔から「グループ学習」としてグループで話し合って、結論をまとめて発表するなんてことは普通にやられていたことです。

 なんで今「アクティブラーニング」が大きく取り上げられているのか?


 新井さんの指摘されている点は「必ずしも正しい答えに行き着かない。というか別に正しくなくてもいいのがアクティブラーニングである」という点。


「そんなあほな」

と思いはるかもしれませんが、例えば「この計算の答えは話し合った結果○○とします」なんてことも起こりえるわけです。もちろんそれは題材が不適切ではあるのですが、世の中にはそんなことはいっぱいあります。


 例えば、研修でもワークショップ型研修はよく取り上げられます。これはアクティブラーニングに似たところがあります。

 しかし、その前提として、参加者全員にある程度「知識・技術がある程度あり、判断する力がある」ことが前提になっています。
 それとファシリテータの「良いファシリテーション」

 私たちグループも今年の特殊教育学会ではワークショップ型研修についての報告をしました。


 これにしても、それまでに、私は「新任研修」を担当し、またソワサポートの浅原さんが月1回程度の「知識・技術」の研修を続けて来て、その後にワークショップ形式でやってうまくいった、ということなわけです。



 また私がやっている相談支援専門員の仕事。

 「連携が大事」と言われ、また学校園や事業所やその他の機関の専門性を大事にし、支援会議や担当者会では相談支援専門員は司会をするだけで、それぞれのところの専門性に任せるように、ということも言われます。

 しかし・・・自閉症の人に対して「自閉症の人とは見ません。人間と見ます(と言いつつ、音声言語で説教しまくっている)」とか「『○○君、がまん』と自分で言っているので『がまん』という言葉はわかっています」とか言っているような人たちばかりの中で、相手の言うことを「それはいい意見ですね」と褒めているだけで、自閉症の方のQOLが上がるのでしょうか?

 私の仕事ではないはずなのだけど、「毎日、『爪を切ってくれ』と言って来て困っている」というご家庭に、巻物カレンダーと下の絵を巻物カレンダーに貼るサイズにパウチラミネータしたものを4枚ほどお渡しし、

「巻物カレンダーに2週間ごとにこのカードを貼って、その日に爪を切ることを伝えてあげて下さい」

とお伝えしたら、それまでどこの機関も「困りましたねえ」あるいは「無言で傾聴(?)」だけしていたのが、いっさい問題なくなったり・・・

つめきりの絵

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巻物カレンダー

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 基本的な「知識・技術」がまだ普及していないところで、「話し合い」だけで解決しようとするのは、ものすごく危険です。

 私の教師時代の尊敬する先輩が「教え込むことを恐れるな」と言ってはった(そして、この先生は、子どもたちにすごく考えさせる先生でした)のを思い出します。

2018年09月30日

家庭・相談支援事業所・サービス提供事業所・学校園・自治体 連携を促進し維持させるもの(2)(2017年特殊教育学会。企画と報告)



私の名前はハンドルネームであるkingstoneに変えました。
私の肩書きは、合同会社KSだと検索できないことがあるので、「合同会社KS じんぶな〜」としました。「じんぶな〜」だけで検索にかかります。

2017年特殊教育学会

自主シンポジウム5-18

家庭・相談支援事業所・サービス提供事業所・学校園・自治体 連携を促進し維持させるもの(2)

企画者 kingstone(合同会社KS じんぶな〜)
司会者 佐原恒一郎(千葉県立矢切特別支援学校)
話題提供者 kingstone (合同会社KS じんぶな〜)
沼田彗 (社会福祉法人もえぎの会)
指定討論者 大久保賢一 (畿央大学)

keyword 個別の教育支援計画 個別の指導計画 相談支援


【企画趣旨】

 特別支援学校の進路部の先生方や、支援部の先生方には「相談支援事業所」「サービス等利用計画」「支援会議」などの言葉もようやく知られるようになってきた。

 しかし、まだまだ一般の特別支援教育担当の先生方や管理職のみなさんには、どういったものであるか理解して頂けていないのが実情である。

 企画者は、昨年の特殊教育学会で「家庭・相談支援事業所・サービス提供事業所・学校園・自治体 連携を促進し維持させるもの」という題名で自主シンポジウムを企画した。

 指定討論者から、連携をするためには

A.何をすればいいのかわかりやすくなる
B.連携に必要な知識やスキルがある
C.連携する双方にメリットがある

ということが大切ではないか、という話が出た。

 今年は、それらの観点に立ち、実際にどのような連携をとってきたか、またある地域で調査した結果などに基づいて、議論を深めることができたら、と考えている。


【話題提供者の趣旨】

kingstone この1年の各機関の連携と情報共有

 4月末まで(株)ソワサポートの相談支援事業所で相談支援専門員として勤務して来た。現在は起業して相談支援専門員の仕事も続けている。

 昨年、情報共有・支援会議をどのようにしてきたかを実例に基づいて報告し、その結果をお伝えする。

沼田彗 学校と相談支援事業所における情報共有の現状

 平成28年度にT市内の特定相談支援事業所の相談支援専門員への聞き取り調査を通して、学校と相談支援事業所における情報共有の現状について検討した。

 聞き取り調査を通して、学校と相談支援事業所との情報共有の現状について、学校(特別支援学校)と相談支援事業所における関係性は決して悪いものではないことが分かった。

 連携の関係性を問う質問では、83%が連携が図れていると回答した。

 また、学校からケース会議への出席を求められた場合の参加の可否についても、回答のあった13名全てが基本的に出席可能と回答した。

 学校側から連携を求められた場合、相談支援専門員は学校との連携を図ろうとする姿勢が伺える。

 しかし連携または情報共有の仕方に対して、いくつかの課題が出てきた。

 学校と相談支援事業間における連携体制の確立、そのための関係性作り、専門性の向上、多忙過ぎる現状の改善等である。

 また、情報共有のために必要であると考えられる個別の教育支援計画や個別の移行支援計画については、文部科学省が2013(平成25)年4月に出した「就労系障害福祉サービスにおける教育と福祉の連携の一層の推進について」や日本相談支援専門員協会が2014(平成26)年に出した「平成25年度厚生労働省障害者総合福祉推進事業『相談支援に係る業務実態調査報告書』」の中で、在学中と卒後の計画の一貫性を求められれているにもかかわらず、今回の調査においては、個別の教育支援計画を参照する機会があると回答したのは1名のみ、個別の移行支援計画を参照する機会があると回答したのは3名のみであった。

 課題の一つとして挙げられた連携体制の確立のためにも、学校の作成する個別の教育支援計画や個別の移行支援計画と相談支援事業所の作成するサービス等利用計画とが連携し合える計画となる必要があるのではないだろうか。


【指定討論者の趣旨】

大久保賢一 

 学校教育と障害者福祉の連携が成立するためには、双方、あるいはどちらかに「足りないもの」があり、そして連携のパートナーが「その不足を補える存在」であることが前提となる。

 もちろん事業報酬などのインセンティブ、関係者の社会的スキル、業務負担など、連携の成否に影響する要因は様々存在する。

 しかし、連携の在り方について本質的に議論すべきなのは、「何のために連携するのか?」という問いについてであろう。

 他職種間の連携とは、つまりミッションを共有した上で、専門性を交換するということである。指定討論においては、「どこに何が足りなくて連携が必要なのか?」、「誰がどのようにその不足を補えるのか?」、「そもそも何が連携のゴールなのか?」について議論を深めたいと思う。


【自主シンポ報告】

話題提供1 沼田彗

 平成28年度にA市内の特定相談支援事業所の相談支援専門員への聞き取り調査を通して、学校と相談支援事業所における情報共有の現状について検討した。その結果

1. 学校と相談支援事業所間における連携体制の確立
2. 連携体制の確立のための関係性作り
3. 学校と相談支援事業所のさらなる専門性の向上
4. 多忙過ぎる環境や状況の改善

が必要だと考えられる。

 またA市の児童の相談支援充実のための取り組みを紹介する。

 A市では子育てコーディネーターを「子育て相談」の窓口に配置し、相談のあった保護者を相談支援専門員に繋げている。

 また3歳児検診や5歳児検診のさいに、子育てコーディネーターや保健師が気にかかった児童を相談支援専門員に繋げている。

 そして相談支援専門員から各関係機関を紹介され集団や個別の療育に繋いでいくようにしている。

 このように早期から相談支援体制を構築し、支援の中心となる機関と相談支援専門員が常に情報共有できるような関係を作っている。

話題提供2 kingstone

 昨年の同名自主シンポジウムで話題提供をした浅原・笹井・kingstoneが、その後1年間で行った外部機関(学校園・児童発達センター)との連携(支援会議)について概要を述べた。

浅原と笹井が2016年9月から2017年8月に出席した支援会議
 (相談支援専門員がコーディネートしたものも、そうでないものも含む)
  浅原は児童発達支援・放課後等デイサービスの代表者として
  笹井は放課後等デイサービスの児童発達管理責任者として

2016年9月からの外部ミーティング.png

2016年9月から2017年8月にソワサポートにモニタリングで来られた相談支援専門員
5事業所 6回
それと別に播磨町内の相談支援事業所の方は頻繁に来られている

2016年9月から2017年8月に学校園の方がソワサポートに見学等で来られた回数(人数は不明)

特別支援学校 2回
小学校    1回
幼稚園    2回
保育園    1回

2016年9月から2017年8月に浅原が児童発達支援・放課後等デイサービスの代表として、近隣の自治体の自立支援協議会に出た回数

播磨町  8回程度
明石市 16回(昼14回 夜2回)
1) 普通に協議
2) 市議会や行政の方に児童福祉サービスの説明


 また当事者が望んだ結果とは違った部分もあったが、問題を解決した1例について詳しく述べた。

 そして連携に必要なものは

1.お金
2.(関わった人が)楽になること
3.(関わった人が)楽しくなること

が必要であると考える。

指定討論 大久保賢一

 まず連携は必要なのか、というところから考えてみることが必要である。

 連携には水平の連携(同時期の家庭・諸機関)、と垂直の連携(ライフステージ)がある。学校教育と福祉では違いがあって当然である。

 双方で連携していくためにはお互いのハードルを下げる必要がある。

 なお少し調べたところ、教育と福祉の間の連携についての論文は少なく、スクールソーシャルワークについて書かれた論文がいくつか見つかった程度である。

 また連携を行うための専門性とはどんなものになるだろうか。

 そして行動分析的に連携も「行動」と考えて、「連携行動」の

A.きっかけ
B.行動
C.結果

を考えてみたい。

 質問として、kingstoneの報告では高校との連携が少なかったがなぜだろうか。

 また「連携のうまくいった例」が報告されたが「うまくいかなかった例」もあるのではないか。

kingstone

 高校との連携が少ないのは、まだ(4月末まで在職した)ソワサポートにやって来ていた高校生が少なく、相談支援事業所で関わっている例が少なかったというのが大きい。

 だが1例だけ高校に行き、情報共有した例がある。

 うまくいかなかった例というのもある。時間の無駄と考えられる例もある。

会場より

 高校に勤務しているが、外部とも連携したい。そのためにはやはり出張旅費をはじめ、お金が必要である。