※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2025年02月04日

『ゴジラVS.自衛隊 アニメの戦争論』文春新書




書店で売っている本にはもっと派手なカバーがついています。

私がびっくりしたこと。

『ゴジラ-1.0』で、ゴジラを相模湾に沈める作戦の指揮をとった艦長。寺内正道中佐にそっくりという話があり、写真を見たら本当にそっくり。


戦争末期は輸送船の防衛にあたられ、戦後も生きられた方だから、確かに1947年にゴジラがやってきてたら、艦長になってても不思議は無い方なんだ。

アニメの話もいっぱい出てくるのですが、実は私は『ヤマト』『ガンダム』『エヴァ』いずれも未履修で、『パトレイバー』も先日コミックは読んだけど、アニメは見ていない。ジブリもあまり熱心には見てこなかった(子どものつきあい程度)。ちょっと時間ができたら次々見ていこうと思います。

しかし・・・先日『エヴァ』のテレビドラマ版、30日間あれば余裕だろうと年末に4004円払ってレンタルしたけど、結局半分くらいしか見ることができなかった。何が起こるかわかんないもんなあ・・・

なお、アイザック・アシモフのロボット三原則はとっくに破られているという話があって、確かに一部ミサイル、自立型ドローンは人を殺すために作られてるなあ。

その悲観的 AI 感に対して サカナAI が紹介されていて、Wikipedia に

小型AIを連携させ、効率的かつサステナブルに動作させるアーキテクチャも研究している。このアプローチは、大規模AIモデルの高い計算コストや電力消費を低減し、複雑な社会課題を解決することを目指している。」

とあって、面白そう。


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2025年02月02日

映画『サンセット・サンライズ』菅田将暉・井上真央




 めっちゃ面白かったです。


ーーーーーー ネタバレあり ーーーーーーー

1月17日〜19日の興行収入ランキングでは11位。

1月24日〜26日のランキングでは言及なし。

しかし見に行きたいと思っていたので、映画館を調べてみたら、イオンシネマ明石では 9:45からの1回だけ。多くの方なら問題なく行けるのかもしれませんが、私はこの時刻に起きて到着するのは無理。

ハーバーランドOS は20時過ぎの1回上映というこれまた私には無理な時刻(ちなみに、月曜日からは16:20の回の日と、20:30の回の日がありますね)。

ミント神戸のみ 15:45 と 20:40 の2回上映で、15:45 の回に行ってきました。

しかし、厳しいものですね。興行成績が悪いと上映回数がどんどん減る。

でも、私の行った回にはそこそこお客さん入ってましたが。


もうめっちゃ面白くて吹き出す場面は多かったです。

釣り好き、グルメ好きの人は是非見にいくべき。

釣りで言えば、予告編でも出てくるシーン、映画だと「死んだ魚を針につけて上げる」とかが多いけれど、ちゃんと生きてる(他のシーンでは怪しいのもありましたが)。

また途中のタコとの格闘(?)シーンもすごい。本当にタコってくっつくんだ、と感動ものでした。

美味しそうなもので言えば、パンフレットから抜粋すると

・モウカノホシ
・どんこ汁
・あざら
・イカ大根
・ヒラメのカルパッチョ
・メバルと筍の煮付け(メバルの唐揚げも)
・メカジキのハモニカ焼き
・切り込み(イカの塩辛)
・芋煮
・アジのナメロウ
・おくずかけ
・あんことずんだのおはぎ

と出てきます。

 話は、2020年、ダイヤモンド・プリンセス号事件の真っ只中の時期から始まります。

 で、テーマ自体は震災、過疎(人口流出)、空き家問題、結婚問題とかかなり重いものがいろいろあるわけですが。

 リモートで仕事のできる菅田将暉が釣りのできる家賃6万円の1戸建ての賃貸を見つける。

 でも貸主(大家)の井上真央(震災で夫と子ども、義母を亡くしている)がやっぱりやめようと決意したら既に菅田将暉が来ていた・・・

 実際に



などという記事や意見がある中、それでも井上真央は地元にいるわけですが、それを気にしている地元独身男が4人。

まあ、いろいろ、てんやわんやするわけです。しかし最後に近いところで菅田将暉が井上真央との「結婚」を口走ると井上真央が「結婚だなんて他の男と一緒」と激怒する。もちろん震災のこととかいろいろあるんだろうけど「結局、体が目当てなのね」みたいなのもあるのかなあ、と・・・

で、菅田将暉は東京に帰り、本社勤務になり月日が流れ・・・

となって、なんかすごく新しい結末になるのかな、と思ったら、最後の最後でハッピーエンド(?)なのかな、あれは・・・

爺には、なんかよくわからないながらも、そういうのもありか・・・

しかし、ビート清、最後までわからんかった。


posted by kingstone at 22:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・記事・番組など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月26日

映画『『雪の花 ―ともに在りて―』松坂桃李







ーーーーー  めっちゃネタバレもあり  ーーーーー


  笠原良策先生の実話を元にした、吉村昭の小説の映画化。

 笠原先生は福井藩の町医者で、牛痘苗の輸入を1846年と1848年に上申し、認められ(ここにもいろいろあったみたい)師匠の京都の蘭方医、京都の日野鼎哉の元に1849年に種苗が届き、そこで種痘が始められた、とのこと。

 で、私なぞ種痘と言えば緒方洪庵先生と思っていたから、あれれと思ったのだけど、緒方洪庵先生の Wiki を見てびっくり。

「嘉永2年11月1日(1849年12月15日)に京都に赴き、滞在7日にして出島の医師オットー・モーニッケが輸入して京都に伝わっていた痘苗を得、古手町(現・大阪市中央区道修町4丁目)に「除痘館」を開き、牛痘種痘法による切痘を始める」

 日野先生のもとに種苗が届いたのが、1849年9月19日。

 京都で種苗館を開いたのが10月16日。

 その話を聞きつけ、大阪から京都に赴き、もらってきたのだろうな。

 すごいなあ。それだけ切実だったんだろうな。
 (それとも別ルート?しかしいずれせよ1949年に一気に始まったわけだ)

 で、笠原先生の方は、11月19日に京都を出発して種苗を持ち帰ろうとして、11月23日に大雪が降ってえらいこっちゃになる、というのがひとつのクライマックスなわけですが。

 いや、しかし、11月23日に街道で大雪って早すぎない?

 ってことは、100年前は1925年。

 その80年ほど前だったから、相当寒かったのかな?

 なお、そのシーンの撮影はスキー場だったそうで、街道であの斜度のところはまず無いだろうな・・・


 ところで吉岡秀郷さんが、笠原先生が、種苗を引き継いてくれる子がいなくて困っている時に「私の子で」と子どもを連れてくるシーンがありました。私は、コトー先生が生きてて、彩花さんとのお子さんが無事生まれて大きくなって・・・みたいな思いになっちゃいました。


posted by kingstone at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・記事・番組など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月17日

映画『港に灯りがともる』




 私は妻とイオンシネマ明石で見てきました。

 実は同じ時刻にシネ・リーブル神戸では舞台挨拶つきでやってました。

 妻から「シネ・リーブルを予約して」と頼まれたのですが、油断してひと仕事してからサイトを見たら満席になってた・・・

 妻が見終わって「映画良かった。富田望生さんに会いたかったなあ」と言われちゃいました。


 私にはちょっと重かった・・・

 震災+在日韓国・朝鮮人問題+精神疾患いくつか

 過去を背負うこと、背負わなくていいこと。

 私はいつも「そうでもあり、そうでもなし」といろんなことについて思っています。自分で選択するならどっちでもいい。

 背負っても、背負わなくても。

 で「私はこっちを選ぶ」があるだけ(まあ命の危険があるような場合にはそうも言ってられないこともあるわけですが)。


 なお認知行動療法(?)らしきことをやってる精神科クリニックの窓から淡路島が見えていました。いったいどこだろうと思ったら、垂水五色山西洋館でした。

 確か、取り壊される寸前だったのを、垂水の九郎右衛門珈琲のオーナーさんが手に入れ、使い方を模索してはる途中なはず。


 また、長田の丸五市場などもよく出てきてました。


 この映画のプロデューサーの安成洋さんは、ドラマや映画になった『心の傷を癒やすということ』の主人公のモデル、安克昌さんの弟さんなんですね。



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2025年01月14日

『劇映画 孤独のグルメ』





 私は、テレビ版はたまに見かけた時に見るくらいで、普段は『孤独のグルメ』の熱心な視聴者ではありません。

 しかし、テレビ版を引き伸ばしたってどう考えても映画にならないし、いったいどんなふうなストーリーなんだろう、と思って見に行きました。

 いや〜〜、めっちゃ面白かった。。

 下にリンクを貼った Togetter まとめの中にも「そうはならんやろ」という感想が書かれていますが、本当に「そうはならんやろ」なのに、映画としては面白かった。








ーーーーーー ネタバレあり ーーーーーーー

 松重さんの食べる勢いすごい!特にパリでビーフブルギニョンを食べてるシーン。私も食べるのは相当速い(量は無理)けど、あのスピードでは食べられない。

 松重さん、かなり韓国語もしゃべれるみたいですごい。韓国でも『孤独のグルメ』は人気らしく、テレビでもロケに行ってはるみたいで、それで身につけはったのかな。

 入国審査官(ユ・ジェミョンさん)が井の頭が注文した食べ物を、勧められても断るシーン。日本でも公務員は同じような立場だと断ると思うけど、ほんと(上は知らないが)現場で働く公務員はたぶん両国とも清廉潔白だよな。だから社会が回っているところがあるよな。

 SUP(スタンドアップバトルボード)って、まあスタンドアップってついてるくらいで立って漕いでるけど、別に座って漕いでもいいじゃないか、と思うんだけどそれだとお尻が濡れるからやらないのかな。まあ座るならカヌーのほうがいいだろうけど。

 井の頭さんが、ラーメン店店長に妻(元?)の話をひとこともしなかったとこ。大人やなあ。(私なら最後にはしゃべってしまいそう)


posted by kingstone at 17:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・記事・番組など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする