昨日の兵庫県に続いて大阪府中学校在籍者数と特別支援学級在籍者数とその割合を出してみました。
大阪府の場合、能勢町は小学校・中学校が2022年度から「能勢ささゆり学園」という義務教育学校になっていて、データがありません。
その他の市町村を多い方からランキングにしてこんな表を得ました。
(図はクリックすると大きくなります。もう一度クリックするとさらに大きくなります)
ええっ!全然兵庫県と違う!
そこで基礎統計量を出してみました。
大阪府(単位は%)
平均 標準偏差 中央値 最小 最大
5.64 1.58 5.9 2.43 9.49
兵庫県(単位は%)
平均 標準偏差 中央値 最小 最大
2.91 0.95 2.78 1.41 5.66
全然違う・・・
さらに、大阪市内でも区によってかなりの差があり、しかも「大阪市外」という区分もあります。これはどうしても住んでる地域の学校が嫌だということで、市外の別の学校に行っているという意味なのかな?
で、天王寺区はなんと 0.92%で、大阪市外は 38.16%。この大阪市外の数字がめちゃくちゃ大きいのは上記のような理由があるからかな?
まあ、大阪府の支援級在籍率がの兵庫県よりかなり高いというのは、「支援級に行っている生徒が多い」と単純に考えることはできませんが。
もともと大阪府は「同じクラスで学ばないのは人権にもとる」というイデオロギーが強く、もちろん思いは純粋なのだけど、結果的にダンピング(手立てなしの放り込み)になってしまっていることは過去にいくつか例を聞きました。
といっても、私の場合は「同じクラスで学ぶよりも、個人の成長やおだやかな暮らしが大事。時々参加できるものに通常級で参加するのが良い」というイデオロギーが強いだけで、結局同じことなのかもしれませんが。(つまりイデオロギーだから悪い、ってんじゃないということ)
しかし、基本的な割合がここまで違うとは思いませんでした。
posted by kingstone at 22:39|
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