私の関わりのある法人
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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2022年09月20日

絵本ワールド 2022 in ひょうご




「絵本ワールド 2022 in ひょうご」

が開催されます。

日時:2022年10月8日(土)10:00〜16:30

場所:須磨寺青葉殿講堂(山陽電鉄須磨寺駅下車徒歩5分、JR須磨駅下車徒歩12分)神戸市須磨区須磨寺町4-6-8
   「青葉殿」は「しょうようでん」と呼ぶのですね。
   永代供養でお参りしたりするところだ。

料金:無料

申し込み:申し込みする必要は無いみたいです。

問い合わせ:06-6413-1112

チラシ画像
※クリックすると大きくなります。また画像の下に チラシのPDF へのリンクがあります。
2022絵本ワールドinひょうご.jpg 



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2019年12月09日

移民社会フランスで生きる子どもたち 増田ユリヤ著




2011年10月の初版

ということは事態は相当変わってきてるだろうな。

この本が出る前には


Wikipedia より
「10月27日夜にパリの東に位置するセーヌ=サン=ドニ県クリシー=ス=ボワにおいて、強盗事件を捜査していた警官が北アフリカ出身の若者3人を追跡したところ、逃げ込んだ変電所において若者2人が感電死し、1人が重傷を負った。この事件をきっかけに、同夜、数十人の若者が消防や警察に投石したり、車に放火するなどして暴動へと拡大した」

が起こっていた。
そして、この本が出た後に以下のような大きな事件が起きている。


Wikipedia 「移民政策」より
「フランス首相であるマニュエル・ヴァルスは、移民が彼ら独自のゲットーを形成し表社会と交流を断つケースではフランス国家による同化政策は無力となると認め、30年にわたる移民の同化政策は失敗だったと示唆した。欧州議会議長であるマルティン・シュルツは、欧州はイスラム系の若年層の同化政策のためのサポートを必要としていると述べた。パリでの襲撃事件に対して断固たる対処が必要だとする一方で、社会から隔絶されがちな移民を同化できるように多額の資金を教育や同化政策に費やすべきだとシュルツは唱える」

2015年11月 パリ同時多発テロ事件


この本の時点では、

「紙(滞在許可)」があれば問題なく滞在していていいが、「紙」が無ければ成人は即つかまり、強制送還。

しかし、子どもの場合は滞在が認められ、教育を受けることができる。
これは
・フランス国憲法
・ジュネーブ難民条約
・子どもの権利条約
に基づいている。

日本では、子どもも強制送還されてたような・・・

CPE 生活指導専門員。

授業以外の場面で子どもの面倒をみる。
通常は中学校に1人。
アカデミー(教育委員会)に申請して予算がつけば2人も可。

ZEP 「教育困難校」を指定し、重点的に予算を配分する制度。

フランス アソシエーション法 アソシエーションってのは日本のNPOみたいなもん。

この本を読んでいる限り、教育についてはとても多くの制度が用意され、教師以外の人(積極的な親御さんを含む。日本のPTAとは違う感じ。日本のPTAは学校から言われてやる、というイメージが強いけれど、親御さんが積極的に提案していく場合もある)の協力が(やろうと思えば)ある。
閉じていない印象。
でもうまくはいっていないわけだよな。

福祉関係でも、亡命移民希望のお子さん(紙なし)のための児童養護施設などもある。

いろいろな取り組みはされているけれど、イスラムの人たちが多い地域と、その周囲では結構深い相互不信がある。
著者が地域のアソシエーションの紹介で集会室に座っていたら、事情を知らない人から「なんでお前はここにいるんだ!」と怒鳴りつけられたことも書いてある。

もちろん、それをどうかしようと努力している人たちのことが記録されている。

ふ〜〜む。

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2019年07月16日

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー ブレイディみかこ著




ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー ブレイディみかこ著

私、なんか「ブ」か「プ」かわかんなくなってましたがこの本は大きく書いてあるので「ブ」なのだ、と再認識しました。

みかこさんは3人家族。
ブライトンに住んでいます。
住んではる場所は「荒れた地域」とも呼ばれます。

「子どもたちの階級闘争」の中では、その地域の中の(みかこさん曰く)「底辺託児所」で保育士資格を取り、そのまま保育士として勤務されてた様子が書かれてます。いわば「悪ガキ」がこれでもか、と集まるところです。息子君もそこで育っていきます。




しかし、小学校入学時に

夫氏はアイルランド人でカットリック。
親戚には神父もいたりする。
みかこさんも日本ではカトリックの洗礼を受けている。

という経緯から、父方親戚の強いプッシュもあってカトリックの公立校(!)に入学。

そこは地域1位(イギリスの公立校はデータが公開されている)の学校でピーターラビットが出てきそうな学校だったって。

で、そのままそこの中学に進むと思っていたら、

その「荒れた地域」で家の一番近くには「元底辺中学(ここは数年前まで地域最下位の学校だったが、校長、先生方の努力で順位が上がってきている。)」がある。ここ、数年前までは生徒が中華料理屋の窓ガラスにレンガを投げて遊んだりしていた学校だって。でも校長先生が「なんでも子どものやりたいことをやらせよう」という方針で取り組んだら、なぜか学力の順位も上がってきた、という学校。

その「元底辺中学」から「学校見学」の案内が届き、行ってみたら音楽部の子どもたちの本気で楽しそうな演奏にみかこさんはやられてしまいます(確かみかこさんはイギリスロックの評論みたいなこともしてはる)。しかし息子君は学校全体に対して引き気味だったし、特に勧めることはせずにいたそう。

でも、親しい友だちがカトリック小学校から「元底辺中学」に行くことを決めたので、自分も行くことにします。

父親も、周囲のたくさんの人も反対したんだけどね。

なお、移民の子が多いのは上位の公立や市立で、底辺近くの学校はほとんど白人(過去、チャブと呼ばれていた人々。今はPCでその言葉は使ってはいけない言葉になっているそう)。

で、いい学校の周囲は地価が上がり、何とか近所に引っ越そうとするので地価は上昇する。それで持っているお金の額で教育も決まるので「ソーシャル・アパルトヘイト」と名付けられ問題となっている。

しかし息子君えらい。いろいろと差別され、相手と喧嘩し、しかしその相手と友達になり、相手をゆっくり諭していったり・・・

この本の題名「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」
は、「元気に中学に行ってるなあ」と思っていて、ある日息子君がノートを忘れて行き、開かれたノートのすみっこに小さな字で書かれていた言葉。

 まあほんまに差別はされる。それは実は帰省のさいの日本でも。

 なお、英語にこんな諺があるそう。

老人はすべてを信じる。
中年はすべてを疑う。
若者はすべてを知っている。

 そしてみかこさんは息子くんが現実と切り結ぶ姿を見て

子どもはすべてにぶち当たる。

と加えていいんじゃないか、と書いてはりました。


 みかこさんが、日本でハーフという言葉はよくないとされてきてダブルという言葉が使われることもある、と語った時、息子君が言った言葉。

「それもなんか、僕は違和感ある。半分ってのはひどいけど、いきなり2倍にならなくてもいいじゃん。『ハーフ・アンド・ハーフ』でいいんじゃない?半分と半分を足したら、みんなと同じ『1』になるでしょ」


 みかこさんが、保育士をしてる時、子どもたちに大人気の絵本として紹介されてた絵本。

動物園にはいろんな家族がいます。でもペンギンのタンゴの家族はちょっと違っていました。
ロイとシロのパパふたりとタンゴ、それがタンゴの家族なのです──。
ロイとシロのおすペンギンは、いつからかお互いに気に入り、カップルになりました。一緒に泳いで一緒に巣づくりして、いつも一緒にいました。
ところが、他のカップルは、ただ一緒にいるだけでなく、どうやら巣の中で何かをあたためている模様。しかもそうこうしているうちにそのあたためたものがかえって赤ちゃんペンギンが誕生しているではありませんか。
ロイとシロは、近くにあった卵の形をした石を拾ってきて、さっそく毎日毎日交替であたためはじめました。でも石のたまごはちっともかえりません。
そんな様子を眺めていた飼育員がはたと思いつきます。
他のペンギンカップルが育てられなかったたまごをそっとふたりの巣においてやります。そして、ふたりにしっかりあたためられた卵から、タンゴが生まれたのです──。







posted by kingstone at 14:11| Comment(0) | コミュニティ作りなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月14日

団地と移民 安田浩一著



 敗戦(1945)直後から未曾有の住宅難。
 ベビーブームと都市部への人口流入。

1954年

下河辺淳(しもかわべあつし)が経済審議庁(経企庁を経て現在は内閣府)が公共事業として42万戸の住宅建設計画立案

政治家側では田中角栄「先祖伝来の土地を離れて働くときは、持ち家政策ではないのではないか」

単に土建屋さんのポジショントークということではなく、社会資本として見る、ということで面白い意見ではないか。


1955年(昭和30年)7月 - 日本住宅公団設立。
           (現在のUR)

こちらは有料記事ですが

著者も団地育ち

 お母様と昔住んでいた団地に行ったところ、1軒だけ著者が住んでいた頃から住民がおられ、その方に会った後、お母様はご近所の誰々さんはどういう人だった、と思い出話をとうとうと語りだした。つまり当時の団地には濃い人間関係があり、プライバシーはあまり無かった。


第一章 都会の限界集落 ー孤独死と闘う

中沢さんによる孤独死するタイプ
「ないないづくし」

・仲間がいない
・近隣と関わり合いがない
・地域の行事に参加しない
・他人に関心をもたない
・あいさつしない

まあ・・・昭和の仕事だけやってきた男、という感じやなあ・・・
そしてこれを「あるある」に変えることで孤独死をしないですむようになると
孤独死する人の8割は男性、そして男性は離れて暮らす親戚から遺体の引取を断られることも少なくない・・・身に染みる・・・

第二章 コンクリートの箱 ー興亡をたどる

1971年 日活ロマンポルノ「団地妻 昼下がりの情事」

くすぶっていた西村昭五郎監督の出世作。
撮影地
神代団地(東京都調布市、狛江市)

あれ?「ゆかりの作品」という項目があるけど「団地妻 昼下がりの情事」は入れてもらえてない・・・
聖地巡礼みたいに来る人もあったということだけど。

当時、日活は崖っぷちにあった。しかしロマンポルノで起死回生の一発逆転となった。
しかしビデオデッキの普及でポルノ映画が駆逐され、1988年日活はロマンポルノ制作をやめた。


第三章 排外主義の最前線 ーヘイトへ抵抗する

芝園団地(埼玉県川口市)

在特会がデモをした。
著者の知る限り、ヘイトデモが初めて行われた場所。

ゼノフォビア(外国人嫌悪)

"ギリシア語: ξένος" (xenos, 異人、異国、よそ者、外国人)と
"ギリシア語:φόβος"(phobos, ポボス、恐怖)に由来する。

岡崎広樹 2014年に何かできるのでは、と芝園団地に住む。
もともと三井物産で働き、海外にも赴任し、文化摩擦に興味があった。


ヘイトスピーチ、ヘイトクライムをする人たち、あとネットで匿名で外国人を攻撃する人たち、何というか「出会い」「人とのつながり」を求めているのだけど、そういう形でしか表現できないのかもしれない。
 こんな事件もあったのだけど、デモの後、約束してお互い律儀にまた会ってるもんなあ・・・


第四章 パリ、移民たちの校外

パリの団地の源流
1851年 都市住民が急増したためナポレオン3世の音頭で「パリ9区 シテ・ナポレオン」が作られた。
1894年 低廉住宅(HBM)と呼ばれる団地がフランス各地に作られた。
1958年 「市街化優先区域」が設けられ、大規模団地が質より量で作られた。

(ふと思い立って、モンテッソーリさんの「こどもの家」もイタリアの当時の団地ではなかったか、調べてみた)

モンテッソーリ教育 第45号

この159ページに以下の記述があります。
「1907 年 1 月 6 日にローマ市の不動産協会の計画で郊外の労働者の団地の幾つかの部屋を利用して最初の「子どもの家」が生まれました。」
(イタリアが統一国家になった頃)

当時のフランスやイタリアの団地ってどんな建物だったんだろう?

パリ校外のブランメニル団地。パリの北、ドンラシー駅から。
パリに住む知人たちに案内を頼むと異口同音に「怖い」と尻込みされる。
外国人(フランス以外の国から来た人)がほとんど。
「移民と校外の運動」のメンバーに案内してもらう。

検索したら著者の記事があった。途中まで無料で読める。

ブランメニル団地では25歳以下(18歳以上?)の失業率は60%ととのこと。
たぶん無職でやることのない人たちが、パリで炊き出しをしている。
それは自尊感情にもつながるやろな。
「パンは盗むものではなく、与えるものだ。ここで活動すれば、それが理解できるようになる」

アラブ人の多い団地だけでなく、中国人がほとんどの団地もある。


第五章 残留孤児の街 ー歴史の中に立つ


ほ〜〜。
現在広島市が若い人向けに優待してる。
学生 1万円〜
若年、Uターン、地域貢献世帯 3万円〜


原爆スラムと呼ばれていた一帯を開発して団地にした。
なお原爆スラムは「仁義なき戦い」のロケに使われた。

アパート開設当初は、現在外国人が入ってくると言われる「ゴミのトラブル」などは日本人どおしでも日常的なトラブルだった。(つまり人種・民族に関わりなく起こる)

残留孤児(と言ってももちろん大人、というか老境に入っていた人もいたはず)が日本に帰国後紹介される場所ともなった。

これは現在も動いているみたいだな。


第六章 「日本人」の境界 ー差別と分断に屈しない


人手不足対策で1990年代に入管法の改正によって、3世までの「日系人」に定住者としての資格が認められた。
また当時のブラジルは、インフレ、治安の悪化により80年代からデカセギに来て、定住する人も多かった。
(保見団地抗争の時、ヤクザも出てきたのだが
 「日本のヤクザは怖くない。ブラジルだったら、子どものギャングが平気で銃を振り回す」
 なるほどなあ・・・)

1999年 保見団地抗争

(ネット上では最近の動きがあまり出てきていないのが気になる)


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2019年07月02日

観光亡国論 アレックス・カー、清野由美著




観光亡国論 アレックス・カー、清野由美著

題名は「観光亡国論」ですが、中身は

「観光におけるマネージメントとコントロールの重要性」

を説くもの。
題名のインパクトで手にとる人を増やそうという編集者さんの思惑で作った題名かな。

アレックス・カーさんは、徳島県の祖谷で自分が住むために古民家再生をし、そこから観光客がやって来るようになり、という町(村?過疎地?)起こしの実践者として有名な方。

オーバーツーリズム(観光過剰)
ホストやゲスト、住民や旅行者が、その土地への訪問者を多すぎるように感じ、地域生活や観光体験の質が、看過できないほど悪化している状態
#overtourism

インバウンド 訪日外国人動向より
※クリックすると大きくなります
スクリーンショット 2019-07-02 18.00.18.png

バルセロナモデルとその崩壊

1992 バルセロナオリンピック
旧市街や観光名所の整備による「まちおこし」を本格化
DMO(Destination Management / Marketing Organization)
観光地域作りにおいて、戦略策定やマーケティング、マネージメントを一体的に行う組織体
を世界に先駆けて組織。
2010頃より
交通、ゴミ収集、安全管理などの公共サービスが打撃
土地代高騰
観光産業労働者の滞在する場所が無くなる(サービスの担い手不足)
「観光客は帰れ」というデモ
「観光が町を殺す」というチラシ

世界における中国人観光客
2005  3000万人
2016 13000万人
世界での観光消費額 1位(2位アメリカの2倍)
中国人のマナーの悪さが各国で言われているが・・・

1950〜60年代 醜いアメリカ人(アグリー・アメリカン)
 その後 アグリー・ジャーマン
     アグリー・ジャパニーズ

嘆いてもしかたがない。どうコントロールするか。
観光も変わるべき点(ティッピング・ポイント)に来ている。


宿泊について

京都では外国資本による「町の買い占め」がおこっている。
日本の資本でも安手のビジネスホテルを作る動きも。
カーさんは町家をリノベーションして一棟貸しするなどしているが・・・
投資ではなく投機としての動きになっている。

(確かに路線価も)
Airbnb(エアビーアンドビー)など民泊もひとつの解決策だが、投機としてやっている動きもある。
家主不在で「勝手にしてね」でコミュニティが空洞化したり。
またそのための不動産取得で地価高騰。
そこで民泊新法ができたが、全国一律はいろいろとまずい。
京都などで180日上限はいいかもだが、地方では毎日でも良かったのでは。


イタリア発祥の考え方(スローフードみたいやな)

アルベルゴ・ディフーゾ
(分散したホテル)


オーバーキャパシティーへの対応

総量規制と誘導対策

総量規制をしている観光地
・マチュピチュ
・タージマハル
・ガラパゴス諸島
・ドブロニク(アドリア海。1日4000人)
・サントリーニ島(ギリシャ。1日8000人)
・チンクエ・テッレ(イタリア。年間150万人)
  1日の訪問者が一定数に達すると道路閉鎖。

アムステルダムは総量規制と誘導対策

アムステルダムの総量規制
・民泊の営業日数上限年30日
・市の中心部では民泊全面禁止
・中心部ではホテルの新築禁止
・市内への観光バス乗り入れ禁止
・中心地では観光客目当ての出店規制

アムステルダムの誘導対策
・大型クルーズ船ターミナルを中央駅の近くから北方へ
・観光バスは幹線外側に駐車し徒歩や公共交通機関やタクシーで市内へ
・特典を付与したアプリを配布、動向をデータ化し、いつどこが混むかを分析。周辺の人気スポットや飲食店を紹介、推奨
・アムステルダムから30km圏内にあるビーチを「アムステルダム・ビーチ」と改称、市内の交通カードが使えるエリアに組み込む

富士山 富士山保全協力金(入山料)
しかし「任意」「1000円」で協力率は40〜60%
「義務化」し「値上げ」してもいいのでは。

(私も、昔は入山料とか入漁料(言わば川で遊ぶのに払うお金)とか取られるのは嫌だなあ、と思っていたけれど、排泄物の始末や、いろいろトラブった時の対応など、高く取られても仕方ないのじゃないかな、取るべきかもな、と思い出した)

(ところでこの章の扉写真には2017年1月5日に富士山山頂でご来光を眺める人たちとされる写真が載ってる。写っているだけで300人は居そうなのだけど、厳冬期の富士山にそれだけの人数が登れるものか?バリバリのアイスバーンですごく危険だと聞いていたし、風にしろ吹雪にしろ半端じゃないと思うのだけど)


竹田城跡
入場料 500円(これは安いのでは、という提案)
グランドキャニオンやヨセミテ 車1台3800円、ハイシーズンは7600円
(これはまあ規模が違うかな・・・でも1000円でもいいかな。で保全・改修、道路整備などに使うと)

美術館・博物館
日本は500円というところも多いが安すぎるのでは
ヨーロッパは10〜25ユーロ
(こないだの為替120円だと1200円〜3000円)

あと「予約制度」(桂離宮などは昔からやっている)


交通・公共工事

「名所」から外れたところに駐車場を作る。
そして歩いて商店街などを通ってくれるようにする。
(もちろん景観は守った上でバリアフリー化も必須だろうな)

メリット
・商売:町の活気が守られ商売繁盛
・生活:交通渋滞や排気ガスから町が守られる
・景観:美観が守られる
・文化:古い町や遺跡の持つ価値を損なわず、本来の文化的・歴史的環境を健全に維持できる

(考えてみると神戸の垂水駅北側周辺の商店街は、車で入れなくて、しかしどういうルールかはわからないけれど商店街の店への搬入、ゴミ収集車は入れて、あと時間帯でも規制が解除されてるのかな。なんかいい感じかもしれない)

 世界遺産石見銀山は「坑道だけでしょぼい」と言われることがあるが、実はやまあいに残る江戸期からの町並みに趣がある。そしてそこから坑道へ歩き歴史に思いをはせる。そこをアピールしていく必要があるのではないか。


公共工事も、経済が依存している以上「やめるわけにはいかない」が、電線の埋設、など景観保存のための公共工事に転換していくといいのでは。
また、例えば祖谷でも「屋根の吹き替えプロジェクト」に補助金を使っている。それでお客さんが呼べることにもなる。
また土木でも小さな工事なら地元の土建屋さんにお金が落ちる。大きいとゼネコンにしかお金はいかない。

(補助金、公共事業もそれだけで悪では無いよな。特に今、緊縮財政に反対するべき時、必要なものにお金を使う必要がある)


マナー

看板だけではあまり意味が無い。

でもって、外国人が不躾に写真を撮ろうと集まってきた時に日本人が「変態」な行為に及ぶって。触りに行くとか・・・

撮影禁止は今の時代に合わないのでは。(もちろん三脚立てたり、強いストロボなんてえのは使っちゃだめだろうけど)


文化

ユネスコの世界遺産については「ユネスコサイド」という言葉がある。
herbicide(ハービサイド。除草剤)
genocide(ジェノサイド。集団虐殺)

ユネスコサイドの進行順
1.世界遺産に登録される、あるいは登録運動が起こる
2.観光客が押し寄せて遺産をゆっくり味わえなくなる
3.周辺に店や宿泊施設が乱立して景観がだめになる
4.登録地の本来の価値が変質する

ゼロドルツアー
タダとかすごく安く旅行ができるっと宣伝し、来た客を強制的にショッピングさせ、地元にはほとんどお金が落ちない旅行
(これ、妻が喫茶店で、無料旅行が当たります、というので何か書いて「当たりました」と行って来たのが、まさにこういうバスツアーだった。買いたくもない土産物屋でえんえんと時間を過ごさされ、売り込みもすごかったと)

この場合は中国資本の旅行社が、中国人の旅行熱を利用し、自分たちだけが利益を上げられるようにしている。


ヴェネツィアでは大型クルーズ船による観光公害が問題となり計算してみたところ、寄港から得られる金額よりも、市がクルーズ船に与える公共サービスの方がはるかに大きいことがわかり2014年から厳しく規制するようになった。
大型クルーズ船がよくない、というのではなくゾーニングが必要。



posted by kingstone at 21:59| Comment(0) | コミュニティ作りなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする