私の関わりのある法人
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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2018年10月26日

おいしいデ 梅原真著




おいしいデ 梅原真著

 梅原真さんは、町起こしというか、村起こしというか、それをデザインを通じて、しかし総合的にやっている方として有名です。

 梅原さんの鰹のタタキの名コピー

「漁師が釣って、漁師が焼いた」

が生まれたきっかけの明神丸の明神宏幸さんは1995年の株主総会で解雇されたそう。

 梅原さんは引き続き協力を頼まれたけど、けじめとしてそこで退かれた。

 それまでデザイン料を貰ってなかったって!

 まあ退く時に2年分割、600万頂いたそうですが。


 で、梅原さんは特に高知の、そして全国でのいくつかのデザインをやっていくわけですが「ナチュラル系はお金は無いことが前提」として協力されるわけですが、

「誤解のないように言っておくと、ポクは本体がちゃんと儲けるシゴトをしている。ポクのカラダの中には、たくさん引き出しがあって、そのなかに「ボランティア引き出し」というのが5つぐらいある。6つは受けない。その引き出しに入る人たちは、お金は無いけれど、ちいさく見えても、何かに挑んでいる人たちだ。だからタダでも応援したいという気持ちが強い。
 そのボランティア引き出しが、近頃おかしなことになっている。無料でやってくれそうだと、いろんなヒトがやってくる。いいことしているからやってくれませんか的なシゴトがよく来る。延々と無料でやることを求め続けられることに、疑問を感じるようになった。絶対絶命であっても補助金やタダでやったものは、どうもうまくいかない。どこかでお互いの心の中に隙ができるのではないか、と思う。」


 最初から甘えてはいけないし、補助金に「頼って」はいけない、ということやな。
 厳しくやった上で補助金を貰えるのはいいだろうけど。

 で、上の文にもあるけれど「絶対絶命」(絶体絶命が正しいらしいけど)であるところ、そして相手が面白い人であるところを優先してるみたい。

 で、基本的に食品のデザイン(プロデュースと言ったほうがいいかも)する時、ケミカルフリー、無添加などを信条としておられるよう。


 しかし・・・

 四万十はもともと紅茶を作っていたのだけど、貿易自由化で壊滅。でもそれを復活させ、「四万十レッド」として売り出したら人気に。でも保存料を入れていないので、日持ちがしにくい。それを大手コンビニのバイヤーさんが、「保存料を入れてくれたら扱えるのだけど・・・」と提案して下さった時、

「いままで四万十ドラマ発足当時から、添加物は使用しないようにと言い続けて来た。ポクは黙って下を向いて3分間考えた。
 「入れよう!」
 東京向けに流通させるなら、それでもいいじやないか。でも、オレたちは添加物の入っていないものを飲もうやと、笑い話でその場は終わった。」

 わはは、このこだわらなさ、はいいなあ、と思いました。


「成功する人はカラダの動きがよいこと、チョット変なヒトであること。ボクの経験からハッキリしていることであるが、この人はピッタリこの条件にはまっている。」

 おお、たぶんこの条件に私ははまってるぞ。
 でも「成功する人はチョット変な人」だからと言って「チョット変な人だから成功する」とは限らないけどね・・・


 この本に出てきたいろいろな会社など。


   ・しまんと地栗

   ・いりこ

   ・あじ豚

   ・きびなごフィレ

   ・地栗モンブラン

   ・鰹のタタキ

   ・マッシュルーム

   ・煎り酒(醤油以前に作られていた調味料)

   ・卵(放し飼い、有精卵)

   ・アイスクリーム(本ではアイスクリンだったのだけど、乳脂肪分が増えたのかな?)

   ・くまなっと(納豆)
   
高知県立山田高等学校(高知県)
   ・山田まん


   ・しまんと紅茶




   ・土佐日記
   ・龍馬が行く
   ・(山田まんも製造は青柳)

   ・岩ガキ

   ・干もの

   ・ところてん

   ・桃


   ・摘み草ブレンディーティー
   ・によどヒノキウォーター

   ・生活ロール

   ・てぬきうどん





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2018年06月30日

多聞台サイエンスカフェ第4回「神戸の大地の成り立ちと生い立ち」



【非公式】

6月30日(土)10時30分〜12時に

多聞台サイエンスカフェ第4回

「神戸の大地の成り立ちと生い立ち」

〜地震から読み解く垂水の自然史200万年〜

 というテーマで神戸親和女子大学の觜本格先生のお話をうかがうことができました。
 先生は、長らく神戸市立中学の教師をされながら、地質の研究を続けて来られました。

觜本先生.JPG
      觜本格先生


 神戸ではたくさんのニュータウンが開発されました。工事のさい地層がむき出しになった現場に赴かれ、コツコツとデータを収集されてきておられます。

 この天井からぶら下がっている巻物のような物は、先生が発掘された地層を布に貼り付けたものです。神戸市垂水区から西区にかけて、垂水警察から学園都市に向かう、現在ヤマダ電機のあるあたりの地層です。
地層巻物.JPG
   地層の巻物

 拡大すると、貝がいっぱいあることがわかります。

貝.JPG

 発掘したあたりが海の底であったということがよくわかります。

 こういう発掘・調査を続けられた結果、先生はアケボノゾウ(アカシゾウ)を発見・発掘されました。


 多聞台のあたりの地質は「大阪層群」で、須磨の高塚台のあたりは「神戸層群」が出てきているとのこと。

 なお後半に地震のお話もありました。

 神戸のあたりでは、1000年ごとくらいに1度、大きな地震があると。

 1995年に阪神淡路大震災があったわけですが、その21年前、1974年に神戸市企画局が「神戸と地震」という調査報告を出しており、そこには

「将来、都市直下型の大地震が発生する可能性はあり、その時には断層付近で亀裂変位がおこり、壊滅的な被害を受けることは間違いない」

と書かれていたそうです。また報道もされました。しかし行政の方も、一般市民もこの提言をしっかり受け止める人はいなかったと。

 確かに、私自身も「神戸では地震は起こらない」と当時信じていましたね。

 觜本先生は

「自然にはかなわない。しかし準備して被害を小さくすることはできるのだ」

ということを伝えて下さいました。肝に銘じたいと思います。

 最後に、NHKのブラタモリに出演された時のこぼれ話もして下さり、活発な質疑応答もされました。

 多聞台カフェのおいしいコーヒーと手作りケーキを頂きながらの楽しい1時間半でした。

手作りケーキ.JPG
多聞台カフェの手作りケーキ
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2018年06月22日

多聞台サイエンスカフェ第4回 神戸の大地の成り立ちと生い立ち〜地層から読み解く垂水の自然史200万年〜



【非公式】

 ブラタモリにもご出演された觜本先生のお話をお聞きしながら、お茶しませんか?

神戸の大地の成り立ちと生い立ち
〜地層から読み解く垂水の自然史200万年〜

日 時:平成30年6月30日(土)午前10時30分〜12時

会 場:多聞台地域福祉センター2階

講 師:神戸親和女子大学教授 觜本格 氏

参加費:300円(コーヒー・お菓子付き、参加費は当日会場でいただきます。)

申 込:6月28日までに多聞台地域福祉センターまで
    TEL 078-785-7030

   (先着50名様限定、申し込みが50名になった時点で締め切ります。)

神戸市は大都市でありながら山と海が近く、豊かな自然に恵まれています。
多聞台では、坂の多い地形が私たちの生活に大きな影響を与えています。
神戸の複雑な地形や多聞台の坂の多い地形は、いつどのようにしてできたのでしょうか?
この謎を追いかけていくと、あっと驚くような大地の歴史があなたの前に現れます。
私たちの暮らす多聞台の歴史を200万年前にさかのぼり、
コーヒーとお菓子を楽しみながら知の冒険に挑むサイエンス・カフェを、開催します。
事前にお申し込みのうえご参加ください。


[ここに地図が表示されます]
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2018年03月15日

地元経済を創りなおすー分析・診断・対策 枝廣淳子著





2017年9月5日 京都大学と日立製作所のニュースリリース


「国や自治体の戦略的な政策決定への活用をめざす」


a) 都市集中シナリオ
主に都市の企業が主導する技術革新によって、人口の都市への一極集中が進行し、地方は衰退する。出生率の低下と格差の拡大がさらに進行し、個人の健康寿命や幸福感は低下する一方で、政府支出の都市への集中によって政府の財政は持ち直す。
b) 地方分散シナリオ
地方へ人口分散が起こり、出生率が持ち直して格差が縮小し、個人の健康寿命や幸福感も増大する。ただし、以下に述べるように、地方分散シナリオは、政府の財政あるいは環境(CO2排出量など)を悪化させる可能性を含むため、このシナリオを持続可能なものとするには、細心の注意が必要となる。


「細心の注意」ね。
でも、都市集中シナリオだと、政府財政は持ち直しても、みんなの幸福感は下がる。
で、この本は、その「細心の注意」は何か、をさぐり、実践した地域を紹介する、ということでいいのかな?


「漏れバケツ」モデル

 現在の世の中、地域で閉じてしまうわけにはいかない。けれど、地域で生産し、地域で消費し、お金が地域で回っていけば「衰退」の速度を落としたり、逆に「繁栄」することも可能。
 しかし、地域から「漏れバケツ」のようにお金が出ていくばかりになっていれば、地域創成など不可能。なので、まずどれだけのものが生産され、どれだけのお金を儲け、どれだけのお金が域外に出ていくのか、それを可視化した上で、考える。

 もともと英国のロンドンに本部がある New Economics Foundation (通称 NEF)が提唱した概念。





 政府からの補助金・交付金、観光客の使うお金、企業を誘致、などをしても、東京や外国の本社に利益が吸い上げられる構造であれば、お金は地域外に出ていく。

 また、企業は外国に出て行き、補助金や交付金が減らされ、公共事業が無くなり、また店も地元のじゃないからどんどんお金が地域から出ていくのみになっちゃう。

 なお「漏れ」で日本で大きいのは「エネルギー」


データに基づいて施策や自分たちのやることを考えるためにはまずデータ。

 調査をするにはどうするか。

 日本の場合



 しかし市町村レベルの産業連関表は無く、独力で作成する必要がある。

「生産」=粗付加価値
「分配」
   家計外消費支出(生産活動のための消費支出)
   雇用者所得
   営業余剰
   消耗減耗引当
   純間接税
「支出」
   最終需要ー移輸入額=粗付加価値額

これらを調べられるのが



地域経済循環マップ これがめちゃ面白い


神戸市
神戸市.png


明石市
明石市.png


播磨町
播磨町.png


篠山市
篠山.png


 NEFの調査。
 ホテルと小さなB&Bのお金の出入り。
 ホテルの客はB&Bの客より70%多く支出していた。
 しかし地元経済の収入をみるとB&Bのほうが多かった。

 NEFの開発した Local Multiplier 3 (LM3)

 ある組織や企業の地域内乗数を3巡目まで計算したもの。

 買い物調査(行政自身が買う物は「調達調査」と呼ばれる)

 こんなのもあるな




「地産地消」から「地消地産」へ
 これは、なるほど。その地域で何が消費されるかを調べ、それを地域で作ってくれるところを探したり育てたりする。そしてそれで仕事が作れていく場合も。

 仕事がなければ地方創生は無い。


 そうか、何もアイデアなしに「地域興し協力隊員」を連れてきても、補助金が切れれば終わりだし、そうなる前に「自分で何とかなるよう考えてね」ってのは無茶なんだ。

 あと、以前読んだ本の中で、「商店街を活性化しよう」という補助金で呼ばれる立場の講師さんが書いていたのを読んだのだが、「お客さんを呼び込むために、こんなDMを送るのも効果的です」と文例を示したら、一字一句変えずに出した商店主がいて、それじゃあ活性化するわけない、みたいなことを書いておられた。

 しかし「そうなることも当然。じゃあどうするか」をコンサルさんに考えて欲しいし、これも「商店主」が集まって「どうしようか」とアイデアを出し合って、下から作っていったものじゃなく、上から「補助金が出るから」といってやったからの失敗かもしれない。(そしてその上でつぶれる商店はつぶれるのもしかたないのかも・・・)

 コンサルさんにしても、本気を出すなら「私もその地域で暮らす」というような姿勢が必要なのかも。



「地消地産+域内循環向上=所得が確保できる新規事業→定住」




 いろいろな例。




 毎日地元の米飯給食。
 また他の食材も、地元の生産者がいつ何を出荷できるかを調べ、それを元に学校での献立を考えてもらう。しかし天候などで予定通りいかないことがある。その時は相談すると学校ごとに献立を1日ずらしてくれたりしてうまくいくようにしてくれる。
そのコーディネートを農業公社さんがやってくれてる。めっちゃ面倒なはずだけど・・・つまりそういうことをして下さる人がいてこそだよね。
 それまで納入していた業者さんとは軋轢があった・・・それも町、学校関係者、農家が一体となって説明していった。
 やはり「みんなで相談」「面倒くさいことを引き受ける人がいる」などの条件があったってことだよな。


 地域で生産した物を域外に売り、さらに加工して売られている場合、地域で加工することができれば地域興しになる。

高知県のショウガ




 これって、インドで綿花を作り、イギリスで加工し、インドにそれを買わせる、みたいな話と同じだよね。
 で、インドで加工できるようにすることでイギリスへの依存を脱することができる。



 こちらはめちゃ有名




 もともと海士町のリネン・クリーニングは海士町の会社がやっていたが廃業してしまった。そこで松江市の会社に発注。しかしロットが小さくて細かな注文には応じてくれず、輸送費もかかる。観光協会の職員は宿泊施設の実際の現場で働いたりして実態を知るようにしている。その中でリネン・クリーニングの問題に気づき、山陰合同銀行の子会社「ごうぎんキャピタル」の出資するファンドの協力を得て「株式会社 島ファクトリー」を設立した。



 で、地元の信用金庫などの利用もこの文脈で大事とされるわけだけど・・・

 私、「合同会社KS」じんぶな〜の法人口座を作ろうとした時、メガバンクと全国規模の銀行は面倒な手続きは必要だったが、手続きをすれば粛々と口座を作って下さった。地元の信用金庫は、担当者が家庭訪問に来ていろいろ話をした上で「あなたの口座を作るのはお断りします」と言いはったもんな・・・

 まあ私のプレゼン力とかが無かっただけかもしれないけれど、もう二度とあそこには頼まないでおこうと思う・・・



イギリスのトットネス





リコノミー・センターはコワーキング・スペース+インキュベーションセンター

 コワーキング・スペースの使用料は財布に応じてでいい。
 推奨は2ポンド(約300円)
 だからお金の無い若者も使える。

 トットネスでは、まず問題が認識されると、いきなりプロジェクト化するのでなく、課題を丁寧に調査し報告書を作ってからプロジェクト化する。

地元企業家フォーラムに登壇できる基準
1.事業内容がエシカルで持続可能で、適切な形でローカルであること
2.事業計画やこれまでの実績から能力が示されていること
3.ビジネスモデルが寄付や助成金に頼っていないこと
4.お金やお金以外の必要な「投資」によって、事業を次のレベルに引き上げられること
5.「地元経済の青写真」に取り上げた飲食物、再生可能エネルギー、住宅の省エネ改修、介護・健康の1つ以上のセクターに関わるものであることが望ましい
6.コミュニティの長期的レジリエンスに資すること

エシカル(ethical)とは、「倫理的」「道徳上」という意味の形容詞である。 ... 近年は、英語圏を中心に倫理的活動を「エシカル(ethical)○○○○」と表現し、エシカル「倫理的=環境保全や社会貢献」という意味合いが強くなっている。 身近な倫理的活動としては、主にエシカルコンシューマリズムが挙げられる。






posted by kingstone at 00:13| Comment(0) | コミュニティ作りなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする