私の関わりのある法人
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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2021年03月10日

Leaf(就労継続支援A型事業所)



※写真はクリックすると大きくなります

 Leaf さんに見学に行かせて頂きました。

 就労継続支援A型事業所です。


 株式会社 Green Leaf が運営している事業所名が Leaf になるのかな?

 場所は、上にリンクを貼ったホームページを見て頂ければわかるように、加古川西インターチェンジ(?加古川バイパスの出口で、高速道路ではないのでインターチェンジという言い方は間違いかな)を降りて南側すぐのところにあります。

 そのあたりは工場を誘致するために作ったような棟がいくつも並んでいて、Leaf さんの建物もこんな感じでした。

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 広い内部にプレハブのような部屋を作って事務所、作業場にしてはりました。

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 うかがうと、生活指導員の松本さんと、職業指導員の谷口さんが案内して下さいました。

 以前は、パチンコ台の解体などをやっておられたとのことですが、元高校球児のスタッフさんのアイデアや人脈で、硬式野球部が練習で使い、痛んだボールのリサイクル(エコボールと呼ぶそう)を始められました。

 私はお金のことが気になるのでお聞きすると、

・皮は変えず、縫直しのみ → 100円
・皮も新しく張り替える  → 300円

とのこと。瞬間「わっ、高い」と思ったのですが、新品はミズノだと1個1200円、外国製だと600円くらいとのこと。確かに楽天でもミズノ1ダースが安いので12,276円ですね。それだと十分利用してもらえそうです。

 作業の様子を見せて頂きましたが、皮を外し、中の糸を巻いたところも、凸凹があれば糸を巻いて補正します。アルミ(?)にボールの直径をくり抜いたジグを作っておられ、そこにはめて光が漏れれば凹なので、そこに多めに巻いていくという方法で真球に近づけておられました。

 なお、真球と言えば、ミズノは真球に近いのですが、外国製は新品でも結構凸凹がありました。Leaf さんでリサイクルしたボールは外国製よりはましでした。


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1.痛んだボール
2.皮をむいた状態
3.中の糸を蒔き直し
4.新しい皮を縫いやすいようピン止め
  (固定することで縫うときに皮にゆがみが出ないようにする)
5.製品になった状態
  上。縫直しのみ
  下。皮も新しくしたもの

 品質向上のために、こんなこともやっておられます。

 ボールの引き取り、完成品の搬入などは利用者さんともども行かれるのですが、練習の様子なども見せて頂け、利用者さんのモチベーションがすごく上がるとか。
 
 なお、Leaf さんはこのボールのリサイクルだけではなく、施設外就労として野菜加工、鮮魚加工などもやっておられます。また近隣の施設の清掃なども。

 そしてそんな中で、相手の社の方から「うちの社員になって欲しい」などのオファーも頂き、2019年度には3人の方が一般就労されたとのこと。

 2020年度は・・・新型コロナもあり、そういう例はないそうです。

 ほんまに新型コロナの野郎・・・

 またそれ以外にも、まだお金にはなっていないそうですが、スタッフと利用者さんが放課後等デイサービスに行き、そこのお子さんとボードゲームで遊ぶ、ということもやっておられます。

 事業所の利用者さんの勤務時間は 9時〜14時(うち1時間休憩)ですから、現在は勤務後の余暇活動の形かな。

 実は、たまたま私がその放課後等デイサービスを訪問している時に来ておられたんです。

 その時、本当に子どもたちも、利用者さんたちも楽しそうにやってはりました。

 で、それがきっかけで今日の見学になったわけです。

 松本さんがおっしゃった

「利用者さんが笑ってすごせる居場所でありたい」

「利用者さんの『これやってみたい』を実現できる可能性を広げたい」

という言葉が印象に残っています。


 最後に「利用者さんで相談支援専門員による計画相談を受けておられる方はどのくらいいらっしゃいますか?」とお尋ねしたら、不思議そうな顔で「全員ですが」とのこと。いや、そうですよね。そうでなきゃおかしいですよね・・・

 Leaf ではわからない家庭、その他の情報などを、計画相談を通じて知ることができて助かっている、とのことでした。

 某自治体の担当の方に聞かせたい・・・




posted by kingstone at 20:35| Comment(0) | 福祉関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「都道府県・政令指定都市におけるペアレントメンターの養成及び活動に関する実態調査」読んだメモ



TheJapaneseJournalofAutisticSpectrum2020,Vol.17-2,51-58


「わが国におけるペアレント・メンター養成研修の現状と今後の課題」が2013年度の調査で、今回はそれに続いて2018年に調査されたもの。

2016 改正発達障害者支援法
 「発達障害者の家族が互いに支え合うための活動の支援」
2018 「地域生活支援事業」

これで自治体がメンター養成や活動が市町村でもできるようになった。

メンター活動の実施状況

1.メンター活動のための予算
活動予算がある都道府県と指定都市
22都道府県
9指定都市
2.メンター活動の内容
活動している都道府県と指定都市
28都道府県
10指定都市

活動内容は表4

スクリーンショット 2021-03-09 23.52.58.png

項目だけテキストにしておくと
個別相談
グループ相談
電話相談
メール相談
学校教員向け研修
保育者向け研修
行政職員向け研修
相談支援者向け研修
保護者向け研修
その他

3.活動するメンターへの謝礼・報酬など
 あり
14都道府県
7指定都市

4.交通費あり
25都道府県
6指定都市
(謝礼・報酬の中に交通費こみこみの場合もあるのだろうな)

5.コーディネーター配置
16都道府県
7指定都市

6.コーディネーター配置の予算あり
12都道府県
5指定都市
(コーディネーターが無償ボランティアの場合がある・・・)

養成研修よりも養成研修終了者への研修が増えてきている。
→新たな候補者が出てきにくい・・・

研修の評価をアンケートによっているところがほとんど。
受講者の満足度や意見を評価対象にしているが、受講者の研修前後の変化を評価している自治体は1割程度。

具体的な中身としては、都道府県、指定都市ともにほとんどの自治体が活動への満足度を評価しており、子育てへの効果については1箇所の都道府県を除き、評価されていなかった。メンター活動による受益者への効果については国内では実証的な報告がなく、今後の重要な研究課題である。

(これや。しかし、研修前後の変化をどういう手段で評価する?関わり場面を一定時間録画して、前後でどういう行動が増え、どういう行動が減ったかを数える?私は事業所スタッフでこれをやろうかと思っているけれど、ペアレント・メンター研修ではたいへんすぎるやろなあ・・・あと、ペアレント・メンターの活動の場合だと、福祉制度を利用していなかったのが、利用するようになった、とかだったらつかみやすいかな?)


(しかし、この文の中で、やたら「有意差は無かった」と出てくるのだけど、都道府県別、都市別でどんなことをやっているか、を調べた数字で有意差なんて出てくるもんなんだろうか?ってか意味があるのか?私、統計のことがわからないからそう思うだけかな?)

posted by kingstone at 00:43| Comment(0) | 福祉関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月08日

「わが国におけるペアレント・メンター養成研修の現状と今後の課題」読んだメモ



自閉症スペクトラム研究 第 12 巻第 2 号 2015
原口英之、加藤香、井上雅彦

2013 度の調査
2010 年度から 2013 年度にかけて実施されたペアレント・メンターの養成研修の全国的な実施状況
全国の都道府県および政令指定都市の発達障害者支援センター 48 カ所から回答(回収率 71.6%)。(ってことは67カ所に送ってる)
30 カ所(62.5%)(全体から言うと44.8%。つまり半分以下)の地域で、ペアレント・メンター養成研修を一度以上実施

地域差
4 年間毎年実施している地域 3 カ所(10.0%)
2 年間以上実施を継続 23 カ所(76.7%)
が見られ、23 カ所(76.7%)の地域で 2 年間以上実施を継続し、 うち あった一方で、養成研修の実施が一年間であった地域が 7 カ所
(23.3%)

2005 日本自閉症協会は日本財団の助成を 受けてペアレント・メンター養成事業に着手
アメリカノースカロライナ州の Parent Mentor Program(Marcus & Schopler, 2007)を参考に、かつ日本の実 情も踏まえて開発された(日本自閉症協会,2006; 2007;2008;2010)。

3 つの研修プログラム

「ベーシックコース」
「フォ ローアップコース」
「サポートブック・リーダー養成コース」

ベーシッ クコースは 2 日間(約 12 時間)
フォローアップコースは 1 日間(6 ~ 7 時間程度)
サポートブック・リーダー養成コースは半日間(2 ~ 3 時間程度)

そして 2010 年度に、厚生労働省は発達障害者支援 体制整備事業にペアレント・メンターの養成を位置づ け、全国各自治体がペアレント・メンターの養成を行 うこととなった。ペアレント・メンターの養成や活動 は、現在も推進されているところであり(厚生労働 省,2014)、ペアレント・メンターが、子どもが診断 されたばかりの親や子育ての悩みを抱える親に対して 共感的なサポートと地域における支援資源についての 情報提供を行うことは、専門家とは違った面で助けに なると期待されている。


(私も、お子さんに対応するときに、親御さんに「私の場合、親御さんの気持ちは、どうしても他人ごとになり、共感しきれないところが出てきます。その部分は他の親御さんに話を聞いてもらって下さい」とお願いすることもある。実際、どう共感しようとも「あなたには障害のある子どもはいないじゃないか」と言われれば、その通りだし)

(この調査では、研修終了後のペアレント・メンターの登録までは調べられているが、活動については調べられていない)

(2010年から厚生労働省の事業になり、自閉症協会の役割は減っていくのだけど、自閉症協会に、ネット社会の到来などで人が集まらなくなっていくのにも関連しているのかな?2007年に iPhone が発売されている。)

posted by kingstone at 23:18| Comment(0) | 福祉関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月13日

行動援護についてインタビューしてきた



 行動援護の事業所はまだまだ少ないです。
 現在、運営しておられる方にインタビューしてきました。
 なお、いろいろな数字は、この事業所さんの発足当時とは変わってきていたり、実務的にはこうだが、正確なガイドラインとは少々違っているなど、あるかもしれませんので、参考程度に考えて下さい。

行動援護事業所に必要な人員

A.施設長 常勤
B.サービス提供責任者 常勤
C.ヘルパー 常勤換算2.5人以上

※AとBは同一人物でよし
※常勤者は160時間/月以上勤務
※常勤者は3人以上、合計勤務時間が480時間以上必要


以下の要件は「行動援護に係る報酬・基準について≪論点等≫」2020.10.12厚生労働省より

■ サービス提供責任者:常勤ヘルパーのうち1名以上

・ 行動援護従業者養成研修課程修了者又は強度行動障害支援者養成研修(実践研修)修了者であって3年以上の直接処遇経験(知的障害・精神障害等)
※ 介護福祉士、実務者研修修了者、介護職員基礎研修修了者、居宅介護職員初任者研修修了者等であって5年以上の実務経験(平成33年3月31日 までの経過措置)

■ ヘルパー:常勤換算2.5人以上

・ 行動援護従業者養成研修修了者又は強度行動障害支援者養成研修(実践研修)修了者であって1年以上の直接処遇経験(知的障害・精神障害者等)
※ 介護福祉士、介護職員基礎研修修了者、居宅介護職員初任者研修修了者等であって2年以上の実務経験(平成33年3月31日までの経過措置)


なおこの事業所で、居宅介護・重度訪問・同行援護・行動援護という国の4事業と、移動支援という市町村の事業を行うことができる。ただし、申請箇所が違うので、書類はそれぞれの申請先に1部、計2部必要。


行動援護事業所に必要な場所

部屋が2部屋以上。事務室と相談室。ただし、相談室は1つの部屋の中に壁に囲まれた空間があるだけでも良い。(あと細かいことはいろいろあるが)


その他

・仕事がコンスタントに一定量あるわけではない。特に立ち上げ時。そして依頼日時が重なリがち。全体にスケジュール管理が難しい。
・利用者さんとのおつきあいが長くなれば、重なっても調整案を提案しやすくなる。
・スポット依頼を断る事業所も多い。インタビューさせて頂いた事業所はスポット依頼も断らないのが原則。
・移動支援や行動援護について、児童に関する研修はまだまだ無いのが実情。インタビューした事業所は放課後等デイサービスも運営しており、そちらの研修に参加してもらっている。
・行動援護や移動支援の仕事が片寄って、空いている時は、放デイの送迎などもしてもらうことで、機動的な運用ができている。
・インタビューさせて頂いた事業所は、ほとんどが常勤(正社員ということかな?)。研修や機動的な運用の面でもそのほうが良いので。
posted by kingstone at 22:46| Comment(0) | 福祉関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月04日

ル・クッカー 児童発達支援、放課後等デイサービス



 今日、大阪の友人と話していて、3ツ星レストランで働いていたシェフが放課後等デイサービスの活動に協力して、活動の一部に料理作りを取り入れたり、そこの出身者を雇ったり(つまり就労支援みたいなことも実質やってはるわけだ)、障害のある方がお菓子を作ってそれが「障害者が作った」ということは一切言わず、味で勝負できていたりするんだ、というのを聞きました。

 これですね。

シェフは黒岩功さん

経営してはるお店は ル・クロ・ド・マリアージュ

で、そのレストランの上の階で放課後等デイサービスをやってはって ル・クッカー と言います。
こちらが少し詳しく書いているかな。

料理を教えて下さるシェフさんは黒岩さんご自身ではないかもですが。

児童発達支援、放課後等デイサービスを主としてやっておられるのは瀧幸子さん

YouTube に動画がひとつ上がっていました。


 その日に来た子が「○○を作りたい」と要求し、その○○を作るそうです。
 (そんなことをするには、指導シェフさんにすごい実力がいりますね)

で、お子さんが「鬼ごっこをしたい」と言えばシェフがシェフ帽を被ったまま鬼ごっこをするそう(笑)

不登校のお子さんが、いきいきと通ってきたりもしているそう。

なかなか面白いですね。
posted by kingstone at 21:31| Comment(0) | 福祉関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする