※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2025年02月19日

『サイバースペースの地政学』小宮功一朗・小泉悠著




 お二人が実際にいろいろな現場に行かれて書かれています。

読書メモ

 千葉ニュータウンにデータセンターが集積してる。

 また北海道にさくらインターネットの、またアット東京は、できるだけ必要とする現場の近くということで東京にサーバーを置いている。
 地方(全世界的に見たら北海道だって、「地方」ではないかも?)と都市部とのデータセンターの利害得失。
 (しかし、集積と分散、どっちも必要だろうな)

 海底ケーブルはもともと底網や碇で切れやすい。(意図して切ろうとすれば比較的簡単に切れる)

 つなぐのはケーブルシップが必要。またものすごく難しい UFO キャッチャーみたいな技術、そしてケーブル同士の接合技術が必要。

 ケーブルシップは、現時点では NTT と KDDI で 3隻ずつ 6隻と、海上自衛隊にその能力を持つと見られる 1隻がある。

 日本最古の海底ケーブルは長崎県に上陸した。1781年(明治4年)デンマークの大北電信会社(The Great Northern Telegraph Company)によって、上海ー長崎間の電信ケーブルが引かれた。
 やはり出島からの歴史もあってのこと。

 データセンターの警備は原子力発電所並にする必要があるのではないか。(そらそうか・・・)

 あと国際人道法では軍事目標(ミリタリー・オブジェクト)以外の民用物(シビリアン・オブジェクト)は攻撃してはいけない、とされている(でも無視されてるよな・・・)

 赤十字・赤新月あるいは赤いクリスタルが描かれた標識が掲示された施設・車両などを攻撃してはならない、というエンブレムという仕組みもある(これまた無視されてるよな・・・)

 そのようなデジタルエンブレムが必要ではないか。


posted by kingstone at 15:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ネット・パソコン・携帯など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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