さきほど、無事、おめめどう20周年記念講演会が終わりました。
記念講演
「子どもの権利から考える合理的配慮」
飯野由里子・平林ルミ
が素晴らしかったので、スライドを公開しても良い、との許可を得たので、公開します。
私は特に
このスライドに、「なるほどなあ」でした。
「発達障害」だと言っても何をどうしていいかわからない。
しかしそれを話のきっかけとして、具体的に困っていることを「話し合い」の中で見つけていく。
なにか、「合理的配慮」を申請する時、こちらが具体的に「こう困っているからこうして欲しい」まで明確でないと、話し合いのテーブルにつけないのじゃないか、と思っていましたが、「話し合って決めていく(その中で明らかになっていくことがある)」というのが新鮮でした。
あと、論文をまだ探し出せてませんが、高橋麻衣子さんの論文で、音声読み上げ、拡大できるだけのデジタル教科書をクラス全員に渡し、どうなるかの実験をされたそうです。
1年生は90%の子が使っていたけれど、だんだん30%くらいに減っていくのだけど、その使っている様子を見て、
「ああ、この子は拡大をずっと使っている。ひょっとして行がひっついて見えるのではないか。と考えてスリットを用意したら紙の本も読めるようになった、と。
先日来、話していた、「日々の暮らしの観察」「インフォーマルなアセスメント」の話にもつながるなあ、と思いました。