「働くから学びへ LEARNプログラムで見えてきたこと」
中邑賢龍・赤松裕美 , ATAC2023 , F-4(「働く・学ぶ」カテゴリ 4)
中邑賢龍・赤松裕美 , ATAC2023 , F-4(「働く・学ぶ」カテゴリ 4)
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世の中「子どもは学び、大人は働く」という常識で(先進国は?)動いている。
だから児童労働は禁じられている。しかし・・・
というところから話は始まります。
そういや、私が中学生の時には新聞配達していた友達いたな。
また今話題のヤング・ケアラー問題についても、ネガティブな面だけが強調されているけれど、ひとつひとつのやってることは褒められることだよね、と中邑先生。
それに対し赤松先生が「ちょっと今日は体調悪いから」って休めないからねえ・・・とツッコミ。
そうやな。またお金も出ないし・・・
このあたり、私は妻のことを思い返していました。ちょっとくらい体調悪くても、私や子どもたちのために家事やってくれてたもんな・・・最近は私も少しはやるようになったけど、体調の悪い時なんて「こんな時でもやってくれてたんやなあ」と思います。
あと、支援級のお子さんで、不登校で親御さんの店で働いていたお子さんを見て、その支援級の先生が「あんなの子どもの生活じゃないわ」と憤然と言っておられたのを聞きながら、「いやあ、あなたの支援級に行くよりもよほど充実してたかもしれんやん」と思ったのも思い出しました。
で、不登校になってるお子さんとか、まあいろいろ事情のある方たちに、まずアルバイトをしてもらおう、というプロジェクトです。
これでいいのが、
・外出する機会となる
・意欲を高めるチャンスとなる
・苦手を見立てる場となる(いろいろな苦手がわかる)
・働くことのたいへんさと、喜びを知ることができる
・意欲を高めるチャンスとなる
・苦手を見立てる場となる(いろいろな苦手がわかる)
・働くことのたいへんさと、喜びを知ることができる
とかいうあたりかな。
こちらに実際にプログラムをやっている時の動画がいっぱいあります。
面白かったエピソード。
◯りんごの収穫で、働いた時給分りんごがもらえることになった。子どもたちは大きな袋を持ってきた。実際にもらえたのは 3個/1時間だった。
◯大学生サポーターもたくさんやってきた作業。
大学生「何を子どもたちに指導・サポートすればいいですか?」
中邑「楽しく収穫してください」
大「いえ。子どもたちに何をすればいいか」
中「何もしなくていいです。楽しく収穫してください」
参加していたある子。「そんなことしない」と周囲を走り回っていたが、昼食の少し前に自分から作業を始めた。昼食休憩で食べ終わるとすぐに大学生さんに「早く続きの作業をしようよ」
大学生「何を子どもたちに指導・サポートすればいいですか?」
中邑「楽しく収穫してください」
大「いえ。子どもたちに何をすればいいか」
中「何もしなくていいです。楽しく収穫してください」
参加していたある子。「そんなことしない」と周囲を走り回っていたが、昼食の少し前に自分から作業を始めた。昼食休憩で食べ終わるとすぐに大学生さんに「早く続きの作業をしようよ」
なんか、わかります。
ほんと、「学ぶ←→働く」をもっと自由に行き来できるといいのかもしれない。
なお、あの有名なニトリの似鳥社長さんとも協力してあれこれやっておられます。