※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2023年09月17日

R でウィルコクソン符号順位検定



 アンケート結果に違いがあるかどうか、を調べる時、対応があって(同じ人の前後を調べているなど)、2群の場合にはウィルコクソン符号順位検定を使います。

 で、どうやるか、というのを「Rによるウィルコクソンの符号順位検定」を見ながらやってみました。

 まずは exactRankTests というパッケージが入っていない場合はインストールする。

install.packages("exactRankTests", repos="http://cran.ism.ac.jp/")

 で、データは 8人に、A薬とB薬を飲んでもらった時の、「効いた感じ」を 1〜4 の4件方で尋ねたときのcsvデータ、ABkouka.csv を用意しました。

前後しますが、その csv を kouka という変数に入れ書き出すとこんなの。

> kouka
no A B
1 1 1 3
2 2 2 4
3 3 3 4
4 4 2 2
5 5 1 3
6 6 3 4
7 7 2 3
8 8 2 3

で、有意水準を5%とした時

> library(exactRankTests)
> kouka <- read.csv(paste0(wd,"/ABkouka.csv"))
> wilcox.exact(x=ABkouka$A,y=ABkouka$B,paired=T,)

Exact Wilcoxon signed rank test

data:  ABkouka$A and ABkouka$B
V = 0, p-value = 0.01562
alternative hypothesis: true mu is not equal to 0

で、P値が 0.01562 となって有意差ありということになると。

ところがですね、参考にした記事に、95%信頼区間も出せるオプションがあるというのでやってみましたら

> wilcox.exact(x=ABkouka$A,y=ABkouka$B,paired=T,conf.int=T,conf.level=0.95)

Exact Wilcoxon signed rank test

data:  ABkouka$A and ABkouka$B
V = 0, p-value = 0.01562
alternative hypothesis: true mu is not equal to 0
95 percent confidence interval:
 -2 -1
sample estimates:
(pseudo)median 
         -1.25 

はてな?
信頼区間が -2 から -1 !?

なんでこんなことになるんだ?

ちなみに

> library(psych)
> describe(kouka[ ,2:3])

とすると

vars n mean sd median trimmed mad min max range skew kurtosis se
A 1  8 2.00  0.76  2   2.00   0.74  1  3   2   0.00  -1.47  0.27
B 2  8 3.25  0.71  3   3.25   0.74  2  4   2   -0.27 -1.30  0.25









posted by kingstone at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 統計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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