大活劇。
先日、『チ。地球の運動について』というコミックを読んで、拷問やだーーー、と思ってたんですが、この映画もたいがい血しぶきが飛び散るのだけど、別に嫌がることなく楽しめた、ってのはフィクションとしての様式美があって??
ーーー ネタバレになるのかな? ーーー
1924年(大正13年)から始まる。
私の父が生まれる1年前か。
1917年 シベリア出兵
1919年 朝鮮で三一独立運動
1920年 原敬暗殺
1921年 東北飢饉
1922年 オスマン帝国滅亡、ソビエト連邦成立
1923年 関東大震災、石井・ランシング協定(中国における日本とアメリカの権益の調整の協定。しかし・・・中国抜きで・・・)破棄。
1924年 宮澤賢治『春と修羅』『注文の多い料理店』刊行
なお、主人公小曽根百合(綾瀬はるか)が「殺人をやめて10年」という話があったから、1914年の第一次世界大戦のどさくさに青島を占領したくらいから殺人をやめていたことになる。
日本国内は、大正文化が花開いた時代ということになるのかもしれないけれど、対外的には(先進国はみなやっていたとはいえ)それこそ侵略しに行っていたし、国内でも東北飢饉や恐慌の合った時代だよね。
で、まあドンパチ撃ち合っている人たちもいただろうな。
活劇も面白かったけど、衣装(モガ(モダンガール)風だったり和装だったり)も眼福でした。衣装さん、たいへんだっただろうけど、楽しかったんじゃないかな、と思います。男性の背広姿もかっこ良かった。
で、ほんと、長谷川博己さんがいい感じでした。
そういや、先日、牧野富太郎さんの写真多めの伝記本を買ったのですが、一番若い頃の写真が、なんか長谷川博己さんに似てるなあ(それほど牧野富太郎さんがイケメン)と思いましたです。