こういうのやっているということで、ちょっと調べたら劇場版2 ということなので、劇場版1にあたる、「めんたい ぴりり」をアマプラで予習しました。
この「めんたいぴりり」は博多で明太子で有名なふくやさんの社長さんの物語、ということで、「めんたいぴりり」はセリフの中に「明太子を作り出して10年」というセリフが出てくるので、社長さんが戦場から復員して10年、ちょうど私が生まれた頃の話だとわかります。昭和30年〜昭和35年の間のどこかあたりくらい?
で、この劇場版1の方は、ストーリーも「あの時代、私の身近にもこんな話あったなあ」と思える点も多く、期待して見に行きました。
が・・・
う〜〜ん、時代考証というのは野暮かもしれないのですが・・・
監督の江口カンさん(Netflix で話題の「サンクチュアリ」を撮った方)は、こちらのインタビューでサザエさんを意識した、という意味のことを書かれています。
ただ、お店は劇場版1 から少し後の時代になっています。
店のホーロー看板は無くなってるし、アルミ引き戸になっている。
で、コードレス電話になっている。しかし、リンクを貼った Wikipedia によれば、普及し始めたのは 1987年(昭和62年)以降ということで、う〜〜む、その時点で社員さん3人が住み込みのお店・・・
もちろん、東京圏とかと、地方では時間の流れが違うにしても、例えば神戸あたりでそんなお店あるだろうか・・・ひょっとして新聞販売店とかだったらあったかな?
あと、その時代にツルさん(余貴美子さん演)みたいな見た目・・・(屋台とか、服装とかはあると思うのだけど、ヘアスタイルの感じとかはあの時代には無かったのでは)
建設現場もだいぶ後年の感じだったし。
なんかそのあたりが気になって、ストーリーに入り込めず。
まあ、ファンタジーなのだから(華丸さんがスケソウダラの精で出てきて、スマートフォンをいじってる)、そういうの言っても仕方ないのかな・・・
しかし、どちらも「博多はこんないいとこ」というのは伝わってきました。
また博多に関係ある芸能人総出演みたいだし。
神戸だと神戸に関係ある芸能人総出演でも、「神戸はこんないいところ」みたいな映画は作りにくいなあ。
大阪に近すぎるのかな。
で、基本的に「ふくやの社長さん、こんないい人」という自慢話っぽいのですが、いわゆるマウントをとる、というのじゃなく、「こんなにいいことあったよ」「こんなことでうまくいったよ」とかいう自慢話を聞くのは、私は大好きです。
ちょっと自分自身の父親を思い出すようなところもありました。