※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2023年05月21日

『政治はケンカだ!』泉房穂(聞き手=鮫島浩)



 先日、「泉と房穂 優しい明石の暴言王」ザ・ドキュメント(カンテレ)

 という番組がありました。


 この番組、カンテレドーガでも見れないのかな?

 私は探してみたけれど、見つかりませんでした。

 私は録画して見たのでその後、こうツイートしました。

見た。
"「小学生の頃から友達はいらない」と思っていた"
そうなんや・・・でも社会に出るまでに友達いなかったのかな。佐藤優さんが出所する時に迎えに来てくれたのは同志社神学部の友達だった、ってことだけど、そんな友達もいないんだろうか?

 また『君に友だちはいらない』瀧本哲史著が思い出されたけど瀧本さんの結論は「夢を語り合うだけ(そしてたぶん傷をなめあうだけ)の友だち」はいらない、仲間がいるんだ、ということなのだけど、泉さんの場合は周囲の仲間だった人たちも「かなわん」と思ってしまうところがあったのかな。このあたりはスティーブ・ジョブズを思い起こす。


 今日、この本を買って来ました。


 これを読んで見ると、まず2022年の暴言問題の時、橋下徹(!?)さんが、かつての暴言は職員に対するパワハラだからダメだけど、今回のは政治家同士なのだからパワハラじゃないじゃない、と電話してきたと。

 なんと司法修習生同期で、一緒にサークルでラグビーやってたと、これは友だちと言ってもいいんじゃないか。

 また、実は橋下さんは下に権限委譲しようとしていて、その形での都構想だったので、泉さんは賛成していた(現在の吉村さんの構想は違ってきているとのこと)、ということも出てきます。

 下の方は、YouTube で検索したほうが長いバージョンが見れますね。

 それから、初めて市長選に出た時に、同じ町内の幼なじみや近所のおっちゃん連中から「ふさほ、覚えとけよ。ワシらはな、お前が人殺ししても味方やからな」と言われたと。

 いや、もちろん人殺しはしたらあかんけど、この感覚はわかります。友だちやよなあ・・・

 コストパフォーマンスの考え方

「ここを600億円で改修すると10軒の家が助かります」
というのを150億円にして、10軒の家のピンポイントで改修にした。
で、450億円浮かせたら「殺すぞ」という紙がポストに入っていた、と・・・

 このあたりが「インフラのお金を子ども向けに回した」と批判されてるところなんやろな。まあその450億を受注する気満々やった業者さんからしたら・・・

 このあたり、行政とつながりの深い業者との関係というやつの片鱗を見たことはあります。

 私は1介の1教師。私はパソコンの一学校の導入責任者。私は責任をもって子どもたちに役立ち、教師にも使いやすくかつ今後を見据えた機種選定をしたのですが、業者は「お前はパソコンについて詳しくない。我が社の言う通りのものを入れよ」と言ってくる。教育委員会の担当者も言ってくる。行政の担当者もなんか癒着してる感じ。で、私はついに折れそうになり、校長に「業者の言うことを聞くのが大人なら、その通りしますが」と相談に行くと、校長は鼻で笑って「ワシは予算の適正執行にしか興味は無い。お前の思う通りやれ」と言ってくださったので、なんとか踏ん張れました。

 でも校長からの援護が無ければ、私は手を汚していたというか、良心に反する行動をしていたな。



 また、職員数を減らしたことについて、就任当時2200人居た職員を退職補充をせずに2000人くらいにまでして、その後、消防や児童相談所などは増やした。加えて専門職員を増やすため、非正規職員を正規化していった。例えばDV相談員は、他の自治体だと年収200万〜250万で非正規のところ、明石市では700万で正規にした、と。

 確かについ先日も社会福祉士も他ではみられない好条件で募集してはりました。

 また保育士さんを好条件で雇い入れるのに補助を出しているのですが、他の自治体では「事業所」や「協会」にお金を入れ、それが保育士さんに回るようにしているが、明石市では直接保育士さんに入るように制度を作ったと。

 こういうのも大事だろうな。


 泉さん、退任直前にこんなんまで出してきてはった。



 あと、学生時代、駒場寮値上げ闘争でリーダーとなり、破れて責任をとって退学届を出して明石に帰ったと。半年ほどして学部長から「(今やってることは)君が本当にやりたいことか?そうじゃないなら、君にはまだやるべきことがあるはずだ。みっともなくても恥ずかしくてもいいから、帰って来なさい」という電話がかかってきたと。

 ええ学部長さんやし、ええ時代やなあ・・・今でもそんな余裕あるやろか。


posted by kingstone at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・記事・番組など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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