私は「モリコーネ」という名前は全然知りませんでした。
他の映画を見た時に、前に流れる予告編で「映画音楽の巨匠」ということを知り、また最初は周囲からもご自分も映画音楽を低く見、見られていた、というあたりに惹かれ観に行きました。
うむむ、映画に詳しい、音楽に詳しい、そういう人だとものすごく楽しめる映画ですね。
私はどちらも無いから情報量が多すぎてアップアップしてました。
しかし面白いのは、監督から依頼があって持ってきた曲が「すごい!」ということもたびたびあったけれど、監督と大喧嘩し「ゴミを書いてやる!」と言って翌日やってきて「ゴミだ!」と楽譜を地面にばら撒いた曲がめちゃいい曲だったり、何曲か書いて「この曲だけは嫌いだから使わないように」と伝えた曲が監督の気に入り、使ってみたらぴったりだったりと、喧嘩とか意見の違いからいい物が生まれたエピソードもたくさんあったこと。
やはりひとりでなく、やりとりや「一見対立と見えるもの」の中からいい物が生まれることもよくあるんだよ、というふうにも感じました。