※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2022年09月20日

インクルージョンの世界的な視点:未来への課題



特殊教育学会第60回大会 準備委員会企画
国際シンポジウム
「インクルージョンの世界的な視点:未来への課題」

講演者
Kathryn Johson, St. Cloud State University

 えっ、国際シンポジウムって、アメリカのお二方が講演するだけなの?シンポジウムだから企画者の日本の方々の話もうかがえる、と思ってたのに・・・
 う〜〜ん、それだけだと、インクルーシブがテーマの場合、なんか「はいそうですか」で終わってしまうような。
 何かまとまらないまま、メモからの片言隻句のみ。

Stephanie さんの話。

基本的人権としての教育
政治的意思を醸成できるようになること(教育の1つの目的)
(この「政治的意思を醸成できる」とかは、投票とかに結びつくわけだし、より自分や周囲の人にとって良い社会を作り出そうとする行動の基本となると思うのだけど、日本ではどれだけ嫌がられずにされてるかな?)

全世界の子どものうち、50% が学校に通っていない。これは新型コロナも関係している。

いったん正規のルートを外れると、復学がたいへん難しく、復学しても取り戻せない部分もある。

教育環境として世界の 25% の国が分離教育

1,分離教育
2.インテグレーション(統合教育)
3.インクルージョン

1.と 2. は「標準化された要件に適応することが求められる」

インクルージョンは「プロセス(過程)」である。
(これは「わかる」。最終の固定した形態なんて無いのだと思う。すべては「過程」。今、ここの状況を良くするために不断の努力が必要。もちろん制度として固め、それをまた壊し、あるいは付け足し、みたいなこと)

「カリキュラムや教育・学習戦略などの構造的な変化を伴わずに、障害のある学生を、主流のクラスに入れることはインクルーシブ教育とは言えません」

「インテグレーション教育は、隔離教育からインクルーシブ教育への移行を自動的に保証するものではない」

障害者の権利条約(CRPD)第24条 公平に教育を受ける権利


SDGs 2030アジェンダ 「排除を制度的な問題とする」



ツイントラックアプローチ
・一般的アプローチ システム(プログラム含む)
・ターゲットアプローチ 学習者や教師に細分化されたデータの必要性
  (このデータがわからないと、その個人に対していいかどうか、わからない)

お二人とも政治に言及していた。
いろいろなところとの連携を大事にしている。

posted by kingstone at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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