※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2021年01月23日

確立操作(EO)ってそういうことだったのか



 確立操作って言葉、よく見るのですが、いまいちよくわかっていませんでした。

「はじめてまなぶ行動療法」より


動因操作(Motivation Operation:MO)先行刺激とは異なる先行事象(を操作すること、かな?)

 例えば、


の中で、私は「A君のB君に対するかまい行動を減らす方法」について、こう書きました。

"もし私が働く場で「かまい行動」が問題になるほどになったらどうするか。
1.A君とB君が物理的に離れられるようにする。
1のバリエーション A君とB君の間にスタッフを入らせる。
 
をとりあえずやって時間を稼ぎ、その間にA君がひとりで、あるいは友達と適切に遊べることを探し出し、それで遊べるようにする。"

そのためには、A君の遊べそうな物やイベントをいろいろ取り揃えて置いておく(環境を整える)必要があります。

また逆に、A君の遊べそうな物やイベントが無ければ(環境を整えない)、「「A君のB君に対するかまい行動」が増えることは容易に想像できます。

 そのあたりの環境作りが「動因操作(MO)」で、それは

確立操作(Establish Operation:EO)動機づけを高める

無効操作(AO(何の略かわからない・・)動機づけを低める

の2種類がある。

しかし・・・「遊べそうな物を置いておく」のは「(B君かまい以外の)他の遊びをする」ことについては「確立操作(EO)」だし、「B君かまい行動」をすることについては「無効操作(AO)」だし・・・

 どっちの方向から見るか、でどっちとも言えるのか・・・

 なお、動因操作という言い方は、「A君の退屈な気持ち」と心の問題にしてしまうと心は直接変えられないけれど、環境側に着目して動因操作と言えば環境なら変えられるかもしれないから、とのこと。

(しかし・・・「退屈な気持ち」なんだったら「退屈しない、おもちゃやイベントを用意しよう、といくらでも具体的に考えられそうなもんなんだけど・・・たいていの人はそうじゃないのかな?)




posted by kingstone at 22:44| Comment(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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