今日は、おめめどうのセミナー(syun さんの講演会)があったので、行って来ました。
確か2年くらい前から時々神戸で話をしてはりましたが、その頃私は行動援護を始め、土・日がつまっていたので行けなかったのです。
最近、直接支援はどんどんやめてるので、参加することができました。
syun さんてどんな人?っていう場合、このブログには
などの記事があります。
今日は会場には10人くらいのお客様だったのですが、ZOOM 参加の方はかなりの数がおられたようです。
ZOOM で話が聞けるなんていい時代だな。
「syun さん語録」という本も出てますが、ほんと、日常生活ではポロッポロッと話しはるだけで、昔はなかなかまとまった話を聞く機会はなかったし、研究会なんかで話をふると黙り込んでしまわれたりでしたから、まとまった話を聞ける機会には聞いといたほうがお得だと思います。
最後の30分には私も前に出して頂いてシンポジウム的になりました。
ZOOM の方の質問もあったのに、私が質問してしまいました。
「syun さんはハルヤンネ家が困った時、助けに行ってたりしたけど別にお金の出る制度としてではない。支援者という感じでもない。知り合い?という感じ?あれはいったい何やったんやろ」
私は、いつもは割と答えやすい質問をするのですが、この質問は答えにくかったと思います。
問題意識としては、
・困った時には社会に助けになる制度があるのが一番
・しかし、急に助けが必要になった時、あるいは制度の間(はざま)な問題、とかいろいろある
・私自身、本当は、ご近所に困った時は助けてくれるお兄さん、おっちゃん、お姉さん、おばちゃんとかがいてくれたらいいよな、と思っている
・でもそんなの望むべくもないか・・・
なんてことが頭の中をぐるぐる動いてまして。
で、syun さんの回答。
「知り合い・・・かな?」
「近所やし・・・」
私は「近所やし」で吹き出してしまいました。
いや、近所て・・・50km? 60km? は離れてるよなあ。
私にとって近所は 5km 以内かな・・・
(北海道だと、すぐ近所、という感覚かも)
なお、ハルヤンネさんから注釈がつきまして
「助けてくれるんは最初だけ。後は電話したら、『警察に頼み』とか(既存の援助システムを使うようアドバイスがくる)」
なるほど。
syun さん、そういや、昔から「制度は使い。使わな制度は良くならへん」というのはいつも言うてはったな。
もちろん、現時点で使い勝手にしろ、スタッフさんにしろ「いまひとつやなあ」であっても、使われないことには良くなっていきませんもんね。
終了後、成人事業所のミーティングに参加しに行きました。
そこでは「ご本人に聞こう」「会議にはご本人にも出て頂かなきゃ」などの意見が飛び交っていました。
私は、とてもいい環境で過ごさせて頂いているなあ、と思いました。