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2020年09月19日

「作業学習の参加が困難な生徒に対する指導方法の検討」を読む



日本特殊教育学会第58回大会(2020 福岡大会)ポスター発表(知的障害)P3-7
「作業学習の参加が困難な生徒に対する指導方法の検討 ー特別支援学校高等部における機能的アセスメントに基づく指導ー」
伊藤功 青山眞二

※これは私の勝手読みなので、興味を持たれて、特殊教育学会に参加されている方は是非とも本文にあたって下さい。

 こちらの発表は、論文以外に新たにプレゼンが学会期間内に発表されていました。

 事例についてはどこまで書いていいのかわかりませんが・・・

 作業学習の時間に「部屋を逃げ出すことを始め様々な不適切な行動があり、まともに作業できる時間がたいへん短い高等部生徒」に対して

 まず介入以前(ベースライン期を含む)には時間の見通しになるものが無く、介入期1期に初めて視覚的なスケジュールが提示された、と想像されます。

 そして「作業」以外の行動の機能を「注目」「逃避」と分析し、そのような行動が出た時は周囲が「過度に反応しない」ようにします。

 そして「作業」時に「休憩(イヤホンで音楽を聞く)」行動を作りその行動ができたら「賞賛」(これは「逃避」へも「注目」へも効果をねらったものでしょう)する。

 また「作業」を変更する。これは詳しくは書かれていませんが、この生徒に合った作業を探すことにもなったのではないかな。

 このような取り組みの結果「部屋を逃げ出す」ことは無くなり、作業時間も大幅に伸びました。

 素晴らしいです。

 めでたし、めでたし・・・?

 もちろん「今、ここ」では「めでたい」ことではあるのですが、この学校の小学部・中学部では何がやられていたのでしょうか。
 (もちろん高等部から入学して来られた可能性もあります。それらな小学校、中学校で何がやられていた?)

 著者さんの所属は大学院です。

 ひょっとしたら、現役の先生で大学院に勉強に来ておられるのかな。わかりませんけど。

 そうであっても、そうでなくても、この生徒さんの在籍する学校全体としては、小学部からの授業や学校生活そのものを、著者さんのアドバイスも入れて見直して頂きたいなあ、と思います。

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