平成26年度兵庫教育大学大学院修士論文
「自閉症の行動要因の特定を志向した動画アノテーションシステムにおける教師の気づき獲得支援機能の検討」
中澤由紀著
2014年度だけど、出たのは2015年3月だから、2015となるのかな?
これは
があっての研究ですね。
まだ読んでる途中なのですが、教師間のケース会議で意見の深まりが起こりにくいので、動画にアノテーション(注釈。この場合には吹き出しにその時の気持ちなどを入れていく)を入れることができる VISCO というケース会議支援システムを使っての研究です。
で、このシステムを使っても議論が深まりにくい・・・というところを見て「何かテンプレートを作ったらいいのじゃないか」と思ったら、作ってはりました。
行動要因をいろいろ分析・分類され、最終的に
When
「いつやるねん?」
「いつまでやるねん?」
「いつまでやるねん?」
Where
「どこでやるん?」
「どこに行ったらええん?」
「どこに行ったらええん?」
What
「何したらええん?」
「今から何があるん?」
「今から何があるん?」
Who
「誰がやるん?」
「誰とやるん?」
「誰とやるん?」
Why
「なんでやるん?」
「なんでやらへんの?」
「なんでやらへんの?」
Which
「どっちなん?」
How
「どうすればいいん?」
の12個を抽出されています。
うむ〜〜。
しかし、本来これは最初から準備されて分かるようにしておいてあげるもんやなあ・・・
それが「学校ではできていない」という実態がわかることになる。
(あとどうでもいいことですが、兵庫教育大での研究で、周囲の先生に使って頂くために、関西弁になってますね・・・)
しかし、これら12個の文言をテンプレートとして利用できるようにしても、最初の3つの実験ではなかなか話が深まらなかったよう。
ちなみに、私が note にアップした
のチェックリストに(チェックリストは無料で利用できます)
質問 あなたは、そのお子さんが、なぜその困った行動をするのだと思いますか
回答(複数可)
□私(僕)を見て、関わって
□私(僕)の物に触るな
□今、これで遊びたい(順番や人が使っているの無視)
□今、これやってるし、動かないぞ
□これ、気持ちいいからやる(周囲の目として困る)
□やられたからやり返す(誤解であっても)
□うるさくってイライラするよ
□相手がいやな気持ちになることがわかりにくい
□よく考えたら困った行動じゃなかった
□その他
□私(僕)の物に触るな
□今、これで遊びたい(順番や人が使っているの無視)
□今、これやってるし、動かないぞ
□これ、気持ちいいからやる(周囲の目として困る)
□やられたからやり返す(誤解であっても)
□うるさくってイライラするよ
□相手がいやな気持ちになることがわかりにくい
□よく考えたら困った行動じゃなかった
□その他
というのを書いています。これももうちょっと整理して、わかりやすくしないといけないな、と思っているのですが、この論文はめちゃヒントになりそうです。