Wikipedia にある説明
「ビリー・ビーンGM率いるオークランド・アスレチックスは毎年のようにプレーオフ進出を続け、2001年、2002年と2年連続でシーズン100勝を達成。2002年には年俸総額1位のニューヨーク・ヤンキースの1/3程度の年俸総額ながらも全30球団中最高勝率・最多勝利数を記録した。「アスレチックスはなぜ強いのか?」多くの野球ファンが感じていた疑問の答えは、徹底した「セイバーメトリクス」の利用に基づくチーム編成にあった。」
で、この本が出てからも、他のチームはこの考え方を馬鹿にしていて、アスレチックスは活躍し続けたのだけど、だんだん「やっぱりほんまや」となってこの考え方を取り入れるようになり、コストパフォーマンスは落ちていったとか。
しかし、それまで頑固に「こうに違いない」と思われていた「ストーリー(物語)」が、統計などで科学的に検証してみると、全然違っていた、とかいうのは統計や科学の一番大事な働きやろな。でもファンは「ストーリー」を読みたかったりするけれど。
ただ、この本も「今まで評価されていなかった選手が活躍する」「弱小球団がお金をかけずに活躍する」という新たな「ストーリー」を生み出しているわけか。
「統計」のどの数字が本当は一番大事なのかを見つける、という話でもあるわな。
そしてビリー・ビーンにヒントを与えたビル・ジェイムズという人がとても面白い。
カンザス大学で経済学と文学を学んだのち、陸軍に徴兵され、その後大学院に入ったが中退。食品工場で夜間警備員として働き出した。
1977年に、ガリ版摺りでホッチキスどめの「野球抄1977 ー 知られざる18種類のデータ情報」を自費出版で作り、「ザ・スポーティング・ニュース」という新聞に切手大の広告を出したら75部の注文が来た。それが嬉しくて1988年まで毎年出していったという人。
最初はまったくの同人誌やね。後半はオタク仲間に認められ、会社も作っている。
最終的にボストン・レッド・ソックスのアドバイザーにもなっている。