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2020年02月01日

世襲の日本史 本郷和人著




 著者は日本は「地位より人」と考えてきたのではないか、と言います。
「人」もよく見れば「人というのは血、いや血より家(養子ってのもありだし)」

 天皇家も「家」だし(でも継体天皇はどうなんだろう?)。

 科挙(実力試験)で官僚組織を作るってのもしなくて、それぞれの「官僚になれる家」の出身者を取り立てるだけ。

「征夷大将軍」という官名(地位)も、実力で支配した人に官名を与えるだけのことで、官名をつけたから日本を支配しなさいよ、というのではない。すでに支配してるんだから。

 なお、本郷さん、記紀神話とウルトラマンの構造の類似を指摘してはります。

 ウルトラマンは最初は「ウルトラマン」の話だけだった。そして続いてそれとはまったく独立の「ウルトラセブン」が始まった。しかしシリーズが続いていくにつれてそれぞれファミリーができ、ファミリー関係ができていく。

 記紀神話も、地方にあったいろいろな話が発端なんだけど、それを大和朝廷の物語としてまとめていく。

 なるほどな。

 また鎌倉時代などはホッブスのリヴァイアサンで描かれる「自然状態は万人の万人に対する戦争に発展する」な状態であったと。いつ殺されるかわからない。だから少しでも強い庇護者を上に戴くために「主従関係(ご恩と奉公)」が大事になった。

 なお、承久の乱で朝廷が負けた後の話が面白い。

 それまでは税を取るのは「当たり前やろ」ですんでいたのが、武士に負けたことにより、「税金を取る理由」を作り出す必要に迫られ、領主にサービスをするようになった、と。

 それが「徳政(良い政治。この言葉そのものは最初は借金棒引きの意味はなく、やってるうちに「(被統治者としては借金棒引きが一番良い政治だろう、ということで)借金棒引き」の意味が出てきたそう。

 しかし・・・諸外国ではどうなんだろう。
 結構世襲ってのもありそうだけど。
 会社にしろ、政治家にしろ、なんとなく子どもが出てきたら「しゃーないなあ」と認めてしまうよなあ。

posted by kingstone at 11:59| Comment(0) | 本・記事・番組など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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