※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2019年11月27日

映画「国家が破産する日」 キム・ヘス主演




 元町映画館で観ました。

 10時半上映ってのは私にはめちゃきつかった・・・


 韓国が、1997年12月にデフォルト(破産)しかけてIMFの支援を受けた話。


「実話に基づいて」ってことだけど、確かにニュースや経済事情は実話に基づいています。

 しかし主人公の韓国銀行(中央銀行。日本の日本銀行にあたる)通貨政策チーム長、ハン・シヒョン(キム・ヘス)は、「こんな人がいたら良かったのに」という願望で造形された人物とのこと。

 う〜〜ん、そこにモデルが無いと「実話に基づいて」というのは言えないかな・・・

 韓国の男尊女卑のきつさ、みたいなものも描かれていました。

 主人公は少し前に事態の深刻さに気づき、報告書を上げていたのに、上司の目に止まったのは1週間前。

 IMFに頼れば格差が広がるので、何とか頼らずにすむ方法を模索しますが、結局はIMF派に破れる、という話。

 まあなあ、真っ先に気づいた人って、警告、提案しても、バッシングされるだけだったりする。

 IMFに頼らない派の経済主席が飛ばされ、新しい経済主席になったキム・チャンス役の方は、なんか橋本龍太郎さんに似てた。

 財務局次官パク・デヨン役の方は橋下徹さんに似てた。


 ラストシーンの、20年後に若手官僚から危機を脱する協力をもとめられた時

「私はチームで動く」

ってのは良かったな。


 しかし、IMFからの融資、550億ドルを2001年8月に完済してはる。

 ひょっとして、これはすごいことじゃない?

 なお、アイスランドは2008年にIMFから10億ドル、他の国からも含めると60億ドルの融資を受けることにした。

 でも、

・銀行を救済しない
・医療費は手厚く
・教育に力を入れる

という政策を国民投票に基づいて行い、V字回復を遂げている。




posted by kingstone at 20:39| Comment(0) | 本・記事・番組など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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