最初の見出しが
「組織で働くのが無理なら起業しよう」
で、よく自己啓発系というか起業を勧める本と同じようかと思うと、真逆の「しょぼい起業」の仕方が書いてあります。
もちろん下のような「食い物にするようなセミナー」に参加してしまう場合とは全然違うでしょうね。
"シンヤさんはこの起業サークルに入会。ここ1年は週2回、セミナーに通い、「スモールビジネスの基礎やWebマーケティングの知識、フリーランスとしてのマインドセット」を学んでいるという。入会金は約20万円、セミナー参加料は1回800円。"
最初に20万円取るか・・・
"「入会前に『本気の人しか、成功はできない。フリーランスとして食べていけるのは、(会員の)1、2割』と、ちゃんと説明してくれた。信頼できるサークルです」"
まあ詐欺ではないのだけど・・・
「しょぼい起業で生きていく」の見出しに
「『とりあえずサラリーマン』という価値観の終焉」
というのがありますが、一生懸命働いてきて、45歳になったらもういらないよ、と退職勧奨される時代ですもんね・・・
えらいてんちょうさん自身は「就活とかできない(朝起きられない)なあ」と思い、自分でリサイクルショップ、バー、学習塾、などを経営してきて、今はコンサル業が中心になっているとか。
言われていることは
○金をかけるな(あるものを使え)
○人が集まってくる場(居場所)を
○なんでもお金に換算しなくていい
○従業員は雇わなくていい(居場所に来てくれていて、自主的に協力してくれる人にお願いする「正しいやりがい搾取」)
○そのためには、こちらからも相手を助けることが必要
○資金を出してもらえる人になる
・始めている人(それこそしょぼくても成果物を出してる人)
・お金を持ち逃げしないと信頼される人
みたいなところを書いてはります。
めっちゃわかります。
ただ、そういう人になるにはなるですごく難しいことではあると思いますが。
私の友人にも「あいつみたいな人やなあ」というのが浮かんできます。
バイトで入った会社で気に入られ、会社は合併やなんやかんやで変わっていきますが、結局その会社のえらいさんになってます。
バイトで入った会社で気に入られ、会社は合併やなんやかんやで変わっていきますが、結局その会社のえらいさんになってます。
なお、少し前に話題になった「しょぼい喫茶店」について、経営者の「えもいてんちょう」さんと出資者とをつないだのもえらいてんちょうさんで、なんかとんとんと店が開け、スタッフ希望でやってきた女性がおられ、1年後にはおふたりは結婚されちゃったとか。
本も出てますね。