「キミのお金はどこに消えるのか」の監修は飯田泰之明治大学准教授。
Wikipediaを見ると
「専門は経済政策、マクロ経済学。内閣府規制改革推進会議委員」。
しかし、ここに書かれていることは「そろそろ左派は〈経済〉を語ろう――レフト3.0の政治経済学」と同じと思えた。
第1話は「高齢者医療費が増えたとしても日本経済は大丈夫」という話で、単行本のつけたしのところで井上さんはおおむねこういうことを書いてはる。
「老人だけの話ではなく、生活保護も、子育て支援も、障害者福祉も、社会保障全部に言えることだから!」
第8話では、GDPは確実に増やせる、ということで
@公共事業をちゃんとやる
A公務員を増やす
B教育・医療に使うお金を増やす
C消費税を下げる
D@〜Cの財源は国債でまかなう
バランスを見ていく必要はあるが、基本的にはこの方針で、GDPは増え、税収も上がると解決策を示してはる。
もちろん、「バランスを見ていく」のが大事で、ちょっとだけインフレになってるのが、健全な経済だと。
ほんと「ちょっとだけ」というのがめちゃ大事なんやろな。