放課後等デイサービスに、新しく来られる方のための第1回研修で使用した資料などです。
部分的に改変しているところもあります。
新任研修の流れ
1.発達障害という言葉についてどんな思い出がありますか?(言える範囲で)
主な診断名の種類
1)自閉症スペクトラム
2)ADHD
3)学習障害
※その他、雑多な診断名のお子さんが来る(ダウン症 etc.)
2.自閉症スペクトラム、ADHD、学習障害の特性
3.コミュニケーションとは
4.建物案内(スタッフ紹介も)
1)1.2.3.のためにどれだけ配慮して環境整備しているか見て頂く
2)どこに何があるか
5.我々の仕事
○お子さんの成長につきあう
・お子さんに、優しげに声をかけること、できないことをしてあげること、ではない。
・お子さんの「やりたいこと」が「ひとりで、わかって、できる」にはどうしたらいいか考え、その環境を作る。そのためにはまず「黙って」「見る」
・友達と遊べるようにする時も、「ルールを教える」より先に「その子に何がわかってできるのか」を知り、その子が興味をもっていそうだったら、遊びに使っている物を差し出してみたり、一声だけかけてみたりする。(何度も誘う必要はない)
○スタッフの動きの動画例
6.具体的仕事と今後の予定
7.質疑応答
自閉症の特性の資料はいろいろ細かいところにツッコミが入りそうなので出さないでおきます。
コミュニケーションについては下の資料を説明していきました。
具体的仕事は、プレイルームのスタッフから聞き取りをして、わからなくなったら誰に尋ねたら良いか、なども書いています。
なお、最初はこれだけのことを全てするわけではありません。(てかほとんどのことをしません)
今後の予定としては、
1週目 指示された子どもと遊ぶ。
・名前を覚える
・どんなお子さんかを知る。
2週目 上記の仕事に少し仕事を加える。
という形で負担なくできていかれるようにしています。
関わり方のおまけは
おまけ 基本的な体 使い方や関わり方
・トラブルになりそうな子たちがいたら、間に体を入れる
・何かを伝える場合、後ろから 声かけでお子さんを動かそうとしない
・何かを伝える場合、お子さんの正面に回り、目の高さを合わせ、できればアイコンタクトをとり、
「指さし」
「実物提示」
「カード提示」
「その場で書いて・描いて」
などをする。音声言語をつける場合 「短く」「小さめの声」で。
そして、その後は実際にお子さんと関わって頂きながらOJTをしました。
お子さんとのコミュニケーションでも、何でも言えることかと思いますが、最初に丁寧にしておくと、後が楽です。