※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2017年05月21日

うつヌケ 田中圭一著




 漫画家(で、かつサラリーマンもしてはるんや)の田中圭一さんの描かれた話題の書。

 ご自身がウツから抜けた(しかしまたウツが来たり、来そうになることがあることも、ちゃんと描かれています。)ことから、自分の体験と、他の同じような体験をした方達の「エピソード」集。もちろん「エビデンス」にはならないのだけど、納得できる話が続きます。

 スピリチュアル方面の話も出てくるけれど、歯止めがかかっています。

 私自身の体験と重ね合わせても「ほんまそうやなあ」というところがいっぱいあります。

 うつだけではなく双極性障害の方も出てくるし、うつかどうかわかんない、という方も出てきます。

「今、しんどい」けれど、「本は読める」みたいな方が読むといいのかな。

 ひどい時は本は読めなくなってしまいますから。

 そういや、内田樹さんがうつになった時のお医者様からのアドバイスが
「まずあなたは結婚式と葬式を休みなさい」
で、内田さんは
「えっ、休んでもいいの?」
と思われたそう。

 これ、私が「年賀状は書かない」と決めて楽になったことを思い出しました。

 ほんと、できないことはしない、義務感でがんばろうとしない、というあたり大事かなあ。


posted by kingstone at 11:35| Comment(0) | TrackBack(0) | うつ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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