先日、読書メモをアップした
は、この「つながる図書館」の取材中に知った紫波町図書館のことを取り上げ、詳しく書いたものです。
「つながる図書館」で取材されている図書館は
「葛飾区立中央図書館」年末・年始にもやっている(びっくり)
「福井県立図書館」
福井県立図書館の「覚え違いタイトル集」
「村上春樹の『そば屋再襲撃』」
「夜のキリン、夜の霧」
「下町のロボット」
「『ぶるる』みたいな旅行ガイドの本はどこにある?」
「100万回死んだねこ」
「武蔵野プレイス」
「千代田図書館」
「まちとしょテラソ」長野県上高井郡小布施町
「鳥取県立図書館」
「雄武町図書館」(武雄市と間違わないように)
まだできていない。行政と住民が話し合っている最中。
つくる前になぜ図書館が必要なのか、
どんな図書館が欲しいのか、
住民とよく話合うことが大切、と。
なるほど。
なんか公共の施設って「突然降ってくる」と思ってたけど、
そうでもないんだな。
ってか、お金もなくなってきてるし、そういう形では
できなくなってきてるんだろうな。
いろいろなところで、図書館設立の相談にのっている慶應大学教授。
「日野市立図書館」
移動図書館「ひまわり号」で有名
有川浩さんの「図書館戦争」は日野市立図書館が襲撃され
13人が死亡したという「日野の悪夢」という事件が発端と
なったというSF(パラレルワールドもの、と言ったほうが
いいのかな)。
1970「市民の図書館」日本図書館協会発行
1999 図書館法改正 館長は図書館司書資格が必要となっていた文言が削除された。
つまり司書資格が無くても館長になれるようになった。
(規制緩和。国から補助金を出さなくなったのに、
人事に口出すのはまずい、ということらしい)
「神奈川県立図書館」
「神奈川県立図書館問題」二重行政との批判を受け、廃止されようとした。
1からわかる県立図書館の「廃止」問題(神奈川県立図書館の発展を考える会)
「課題解決型図書館」(ビジネス支援など。紫波町立図書館は農業支援をしている)
「無料貸本屋」という批判
「武雄市図書館」
猪谷千香さんは、いろいろ思いはありつつも、公平に「悪い点」「良い点」をあげようとしてはると思う。特に、地方自治体の首長や議員、そして行政を専門とする研究者たちから高評価であるとして、千葉市の熊谷俊人市長が、2013年8月にTwitterでした投稿をとりあげてはる。
「昨夜、武雄市の図書館に初めて行きました。結論としてこれは図書館ではないですね。武雄市初のスタバがあり、本格的な書店やレンタル店が入っている、ちょっとオシヤレな知的集客施設です。デートで来る人たちが多いことからも特異な存在であることが理解できます。新しい概念の施設で刺激を受けました」
これを、高く評価したツィートとしてとりあげてはるのだけど、本当にそうだろうか?
私なら「これは高く評価してるのか、低く評価してるのか、わからない」と読み取るから。
私なら、低い評価の場合もこう書くことがあるなあ、と。
特に政治家さんで、かつ首長ともなれば下手に敵を作れないし。
「伊万里市民図書館」
佐賀県にある、上記2つの図書館は、どちらも注目を集めているそう。
「指定管理者制度」
図書館会の指定管理者大手のTRC(図書館流通センター)は、
もともと図書館専用の書誌データベースを作っていて、
図書館職員から相談されることも多く、
どちらかというと自治体からお願いされて指定管理者に
なっていったという経緯がある。
谷一文子会長の話と、それに続いて出てくる猪谷さんの文と。
「やってみたら、思っていた以上に大変でした」と谷一会長は笑う。
「まず、図書館の力がずいぶん落ちていると感じました。財政力が落ちて職員が減る中で、名物司書がどんどん滅っていった。臨時職員ばかり雇っている図書館が多い。それに伴って、利用者の方に図書館のサービスのことが伝わらなくなっている。ネットワークを利用して他の図書館からも本を借りられるとか、たくさんの素晴らしい地域資料があるとか、図書館本来の力が使いこなされていませんでした。もっと使って頂けていると思っていましたが、無料貸本屋のように使われていた」
TRCも、ノウハウを蓄積する必要があった。例えば、選書。どのようにその図書館の方針に沿った蔵書を構築していくか。それまでは自治体の正規職員の聖域とされていた、郷土資料のレフアレンスといった専門知識が必要な仕事もノウハウが求められた。
「この十年は研修に時間とお金をかけて、ノウハウの蓄積をしてきました。ずっと働いてもらいたいので、人材育成にも力を入れています。今、全国で5000人ほどのスタッフ
が図書館で働いていますが、そのうち司書資格を持っている人は6割です。司書資格がな
くても、取りたいと思う人への支援もしています」
6割という数字に驚いた。日本図書館協会の統計によると、2012年に公共図書館で働く専任職員11652人のうち、司書もしくは司書補は、6053人。約52%で6割に満たない。司書資格があるかないかで、その職員の能力すべてがはかれるとは思えないが、専門性の指標にはされている。
さらに、公共図書館の非常勤職員や臨時職員は、約15800人とある。専任職員を上回っているのだ。これらの数字は私立図書館なども含まれているものの、ある程度の目安にはなるだろう。自治体直営の公立図書館であっても、現場には非常勤や臨時待遇の職員が多く、「官製ワーキングプア」という批判を受けているのだ。
ほんま、人材よなあ・・・
あと、谷一会長からは
・自治体との連携
(指定管理者を打ち切られるかもしれないのに、
その図書館への設備投資はできない。
そこは自治体が投資してくれないと)
・良質の講座にはお客様もお金を払って下さるので、有料での提供もしたい。
という意見が出てます。
そらそうや。
本を「無料で貸し出します」というのと、講座とはまた別に考えたほうがいいと思う。
「青空文庫」著作権の切れた作品をデジタル化して無料で提供している。
「デジタル・アーカイブ」誰でもが等しくアクセスできる電子図書館のこと。
「カーリル」全国6000以上の図書館からリアルタイムの貸し出し状況を検索する
千葉県船橋市のNPO法人「情報ステーション」の図書館(?)作り
「情報ステーション」
図書館というよりもコミュニティ作りの側面のほうが大きいかなあ。
「リブライズ」すべての本棚を図書館にという試み。
Facebookアカウントとスマートフォンを図書カード代わりに使う
「海士町中央図書館」
海士町って有名になってますが、Iターンしてくる人も多い。(Iターンって・・・矛盾した言葉だよなあ・・・)
磯谷さんってIターンした方が初めて司書として町に雇われ、しかし当時は図書館は無かったので、「島まるごと図書館構想」として学校や保育園の図書室をまず生かしていくことから考えはった。
そしたらたまたま国の景気対策ハード事業のお金が出て、またそれまでの実績が認められていたので、中央図書館ができた。
「離島だし、何でもあるわけちゃうで。無いもんもいっぱいあるで」と
「なんでもあるで」と
二つの意味に取れるようにしてるわけやな。
なお、このデザインは梅原真さん。
関連を検索していていきあったったChrome用機能拡張
なんか、「放課後等デイサービス」とか「児童発達支援」とかはほとんど民間がやってて、また人材育成の問題とか、図書館と似たようなところがあるんだな。