※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2016年08月30日

8月30日(火曜日) 其爲人也孝弟 而好犯上者鮮矣(論語)



 おはようございます。

 天気予報は晴れ時々曇。
 予想最高気温は30℃。
 ちょっと前より5℃も低い。




學而第一の二

有子曰
其爲人也孝弟
而好犯上者鮮矣
不好犯上
而好作亂者
未之有也
君子務本
本立而道生
孝弟也者
其爲仁之本與

 有子と子はどう違うのか?

YAHOO!知恵袋


 なるほど。有若という名前の高弟なんだ。

其爲人也孝弟
そのひととなりやこうていにして
而好犯上者鮮矣
上を犯すことを好む者は鮮(すく)なし

 孝弟って「親には孝行」で「兄や年長者に悌順」だからもともと家族の中で年上の人に素直に従う人のことになる。まあそりゃ、「上を犯さない」人になるやろな。

 だから「論語(ろんご)ガイド」にある「家族を大切にする」というのとは少し違うかも。弟や子どもに対してはそうでもないかも。

 磯田道史さんの「天災から日本史を読みなおす」(中公新書)には、江戸時代に、ある武士が母と自分と子が津波に襲われた時、躊躇せずに母を背負って逃げ、子は犠牲になったという話が載っていた。当時の武士の「孝」の観念からは当然の行動だったらしい。

 なんか、2つ目の言葉から、もう論語は権力のある人(のコンサルタント)の秩序維持(言葉を替えれば支配)のための思想っての、ほんまやなあ、と思うところはあるなあ。


posted by kingstone at 06:41| Comment(0) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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