おはようございます。
今日は祝日。昭和の日。
天気予報は晴れ時々曇り。
予想最高気温は17℃。
わおっ・・・昨日より5℃も低い。
なんか寒いと思ったはずや。
・ 第百三十六段
醫師篤成(あつしげ)、故法皇の御前に候ひて、供御の參りけるに、「今參り侍る供御のいろいろを、文字も功能(くのう)も尋ね下されて、そらに申しはべらば、本草に御覽じあはせられ侍れかし。一つも申し誤り侍らじ」と申しける時しも、六條故 内府(だいふ)まゐり給ひて、「有房ついでに物習ひ侍らん」とて、「まづ、『しほ』といふ文字は、いづれの偏にか侍らむ」と問はれたりけるに、「土偏(どへん)に候」と申したりければ、「才のほど既に現はれにたり。今はさばかりにて候へ。ゆかしきところなし」と申されけるに、とよみになりて、罷り出でにけり。
自分で読んだだけではさっぱり意味がわからない。
下の記事を参考にして、まず六條故 内府と有房が同一人物であることがわかった。
「ゆかしき」が「奥ゆかしい」とかが連想されて何か「いい価値の形容詞」と思ったら違ってた。この場合は「知りたい」「聞きたい」になるんだな。
結局、「私、ものすごくよく知ってますねん」と言う人に「もうこれ以上聞きたくないわ」ということで、一般の人とオタクとの会話の例と考えればよく理解できる。
「原文『徒然草』全巻」によると、この第136段までが「徒然草 上」で、第137段から「徒然草 下」になるみたいやね。
古文辞書 - Weblio古語辞典古語辞典
ゆか・し 形容詞シク活用
@見たい。聞きたい。知りたい。
A心が引かれる。慕わしい。懐かしい。