※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2016年04月23日

4月23日(土曜日) 大きなる職をも辭し、利をも捨つるは、たゞ學問の力なり(徒然草)



 おはようございます。
 天気予報は晴れ後雨(晴れ後雨!!!)
 予想最高気温は22℃。
 上に上がって来てるなあ



・ 第百三十段

 物に爭はず、己を枉(ま)げて人に從ひ、我が身を後にして、人を先にするには如(し)かず。

 萬の遊びにも、勝負を好む人は、勝ちて興あらむ爲なり。己が藝の勝りたる事を喜ぶ。されば、負けて興なく覺ゆべきこと、また知られたり。我負けて人を歡ばしめむと思はば、さらに遊びの興なかるべし。人に本意なく思はせて、わが心を慰めむこと、徳に背けり。むつましき中に戲(たはぶ)るゝも、人をはかり欺きて、おのれが智の勝りたることを興とす。これまた、禮にあらず。されば、はじめ興宴より起りて、長き恨みを結ぶ類多し。これ皆、争ひを好む失なり。

 人に勝らむことを思はば、たゞ學問して、その智を人に勝らむと思ふべし。道を學ぶとならば、善に誇らず、ともがらに爭ふべからずといふ事を知るべき故なり。大きなる職をも辭し、利をも捨つるは、たゞ學問の力なり。


「大きなる職をも辭し、利をも捨つるは、たゞ學問の力なり」
 そうではあるのだろうけど、もともと大きな領地を持っていて、お金の苦労はしない、みたいなことがあったんじゃないかな・・・
 兼好法師は神官の家系だったということだけど。


posted by kingstone at 04:07| Comment(0) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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