※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2016年04月22日

4月22日(金曜日) 幼き心には、身にしみて恐ろしく、恥づかしく、浅ましき思ひ、誠に切なるべし(徒然草)




 おはようございます。
 天気予報は晴れ時々曇り。
 予想最高気温は22℃。
 だいぶ暖かそう。



・ 第百二十九段

 顔囘は、志、人に勞を施さじとなり。すべて、人を苦しめ、物を虐(しいた)ぐる事、賎しき民の志をも奪ふべからず。また、幼き子を賺(すか)し、嚇(おど)し、言ひ辱(はづか)しめて興ずることあり。大人しき人は、まことならねば、事にもあらず思へど、幼き心には、身にしみて恐ろしく、恥づかしく、浅ましき思ひ、誠に切なるべし。これを惱して興ずる事、慈悲の心にあらず。

 大人しき人の、喜び、怒り、哀れび、樂しぶも、皆 虚妄なれども、誰か實有の相に著せざる。身を破るよりも、心を痛ましむるは、人を害(そこな)ふ事なほ甚だし。病を受くる事も、多くは心より受く。外より來る病は少なし。藥を飮みて汗を求むるには、驗(しるし)なき事あれども、一旦恥ぢ恐るゝことあれば、必ず汗を流すは、心のしわざなりといふことを知るべし。凌雲の額を書きて、白頭の人となりし例(ためし)なきにあらず。



 いじめたり、こわがらせたりしたらだめよ、という話。
 子どももだし、大人だってそりゃ感情が波立つことは「(仏教的に言えば)虚妄」なのではあるけど、それがあると錯覚し、心を傷つけることはある。
 すごく高い所の額を書いて(恐怖で)髪が真っ白になった人もいるやん。

という話やな。
posted by kingstone at 04:55| Comment(0) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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