新しく来られたスタッフさんから
「自立って自分で働いて自活できることではないのですか?」
と質問があったので、まとめてみました。
追記
A4用紙1枚に整形し、PDFにしたものはこちら。
熊谷さんの許可を頂き、写真も使わせて頂きました。
ーーーーーー
20160329
自立について
kingstone
「自立」と「孤立」は違う
「自立」と「経済的自立」の関係は
「自立」している人の中の一部が「経済的自立」をしている。
できる人は「経済的自立」をおおいにやれば良いのだけど、できない人もいる。
その場合は、障害年金や生活保護を受けても良い。
(しかし、「年金」や「生活保護」を受けていて生活できているならそれを「経済的自立」と言ってもいいのかも)
自立 「判断」「選択」「表現」「行動」「責任」
自立とは自分で周囲からの情報を判断し、
選び、
自分の思いを表現し
(そうして始めてコミュニケーションができ、
交渉が可能になる)
そして自分の選んだ行動に責任を持つ、責任をとること。
いい生活を送るための条件(畠山卓朗)
・家族(周囲の人)に感謝されることがある
・ひとりでできる趣味がある
※こう考えない人もいる。
障害のある人に大切なのは、
「親や周囲に言われた通り、
文句も言わず、
我慢して暮らしていくこと」
そういうふうに育てられるとたいていの場合、
適切な拒否、適切な表現ができなくなり、
「指示待ち(下手をすると動けなくなる)」や
「自傷・他害・パニック」などの、いわゆる
「問題行動」を出す人になる場合が多い。
(熊谷晋一郎)
例えばヘルパーさん、
例えばサービス提供事業所の人、
例えば医療機関、
例えば相談支援専門員etc.
もちろん家族や、隣近所の人、
よく行く店の店員さん、
なんかでもいい。
※私も妻に依存しているし、妻も私に依存している。でも誰も「自立していない」とは言わないだろう。(いや言われるか・・・^^;)