※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2016年03月29日

自立とは



 新しく来られたスタッフさんから

「自立って自分で働いて自活できることではないのですか?」

と質問があったので、まとめてみました。

追記
  A4用紙1枚に整形し、PDFにしたものはこちら。
  熊谷さんの許可を頂き、写真も使わせて頂きました。

ーーーーーー
                     20160329
     自立について
                     kingstone


「自立」と「孤立」は違う

「自立」と「経済的自立」の関係は
「自立」している人の中の一部が「経済的自立」をしている。
できる人は「経済的自立」をおおいにやれば良いのだけど、できない人もいる。
その場合は、障害年金や生活保護を受けても良い。
(しかし、「年金」や「生活保護」を受けていて生活できているならそれを「経済的自立」と言ってもいいのかも)


自立 「判断」「選択」「表現」「行動」「責任」


 自立とは自分で周囲からの情報を判断し、
 選び、
 自分の思いを表現し
(そうして始めてコミュニケーションができ、
 交渉が可能になる)
 そして自分の選んだ行動に責任を持つ、責任をとること。

いい生活を送るための条件(畠山卓朗)
 ・家族(周囲の人)に感謝されることがある
 ・ひとりでできる趣味がある

※こう考えない人もいる。
 障害のある人に大切なのは、
「親や周囲に言われた通り、
 文句も言わず、
 我慢して暮らしていくこと」
 そういうふうに育てられるとたいていの場合、
 適切な拒否、適切な表現ができなくなり、
「指示待ち(下手をすると動けなくなる)」や
「自傷・他害・パニック」などの、いわゆる
「問題行動」を出す人になる場合が多い。


(熊谷晋一郎)

例えばヘルパーさん、
例えばサービス提供事業所の人、
例えば医療機関、
例えば相談支援専門員etc.

もちろん家族や、隣近所の人、
よく行く店の店員さん、
なんかでもいい。

※私も妻に依存しているし、妻も私に依存している。でも誰も「自立していない」とは言わないだろう。(いや言われるか・・・^^;)


posted by kingstone at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック