おはようございます。
外はまだ真っ暗。
冬の日
三好達治
冬の日 しづかに泪なみだをながしぬ
泪をながせば
山のかたちさへ冴え冴えと澄み
空はさ青に
小さき雲の流れたり
音もなく
人はみなたつきのかたにいそしむを
われが上にも
よきいとなみのあれかしと
かくは願ひ
わが泪ひとりぬぐはれぬ
今は世に
おしなべて
いちじるしきものなく――
「人はみなたつきのかたにいそしむを」ってのは、自分は周囲の景色を愛でてたりするけど、他の人たちは仕事をしている、ということか。
「いちじるしきものなく」これは「すごいことが無い」ということでいいのかな?
別に「すごい」ことなんか無くたっていいのだけど・・・