NHKプロフェッショナル 仕事の流儀
最先端は、地方でこそ生まれる
フレンチシェフ・谷口英司
谷口さんは、料理人だったお父さんを見て育ち、自分も料理人になりたいと、若い頃から頭角を表し、25歳でフランスに修行に。
帰国後、神戸のレストランでバリバリやっていて、そこで富山の店を任せたいということで赴任。
しかし、東京から来たお客さんに「こんな料理、どこでも(東京でも)食べられる」と言われ、また地方にいて最先端の情報から取り残されている気持ちもあり鬱々とされていたそう。
そこで、たまたま近くにおいしい卵を作っている農家があると聞き、行ってみたところ「これも持ってけ、あれも持ってけ」と半ば押しつけられるようにいろいろな野菜を押しつけられたのだけど、それがなんだかとても嬉しかったそう。
で、そこから近所の農家や猟師さん(ホタルイカとかも使ってるから漁師さんなんかもだろうな)を訪ね歩き、食材を探し、それで料理を出すようにしていったと。それがきっとその人たちにも、「よしもっといい物を作ろう」「もっていい獣をとろう」とかいい循環になっていったんだろうな。で、プライドも高くなり、お金も回り出すと・・・そういうことだろうと思います。
で、NHKは「最先端は、地方でこそ生まれる」という副題をつけてますが、もう谷口さんにとっては最先端かどうかはどうでもいいことになってんじゃないかな。まあそりゃそうか。「最先端」かどうかを決めるのは他人だもんな。
「ここにあるもの」を諦めない。
僕たちはすごくなくていい。ただ、「ここはすばらしい」、そういうふうな料理が出せたら。
いい言葉だな。
これはうちの職場なんかでも同じことかもしれない。
レヴォというレストランのオーナーシェフ。
もともと勤務していたレストランを、独立してそのまま続けている、ということかな。
「リバーリトリート雅樂倶」富山の恵を活かし革命的な料理で突き進む「レヴォ」
「食べログ」を見てみると
昼 6000円〜8000円
夜 20000円〜30000円
ですね・・・やっぱりそれなりのお値段はするなあ・・・私などは一生ご縁が無いだろうなあ・・・
地産地消はどうしたって高くなるよな。
「フード左翼とフード右翼」にも書いてあったけど・・・
でも、ちゃんとお客さんが来て、地元にお金が落ちるっていいことだよな。
ラベル:テレビ