相談支援でどちらかというと(成人ではなく)「児童支援利用計画案」を書く時に親御さんに質問していく時の順序。
まずフェイスシートの1枚目(利用者名・家族構成・連絡先・現在通っている学校園など)を書いて頂く。
「申請者の現状(基本情報)」
のページからお聞きする。
「家族構成」
は別に書いて頂くフェイスシートでわかる(そして間違えはることはまずない)ので、そこをとばして、まず
1.「生活歴」
保育所・幼稚園・学校への入学年月
(本当は診療歴もここに書くらしいが、
私はそれは医療歴の方に書いている)
次に
2.「医療状況」
様々な医療機関に、いつ、どういうことで受診したか。
現在、どの程度の頻度で受診しているか。
また医療機関でのST・OTなどにいつかかったか。頻度は?
をお聞きする。その次に
3.「社会関係」
福祉的な支援機関やサービス、(医療でないSTやOTも)
またそれ以外の習い事や趣味の会など、
その他、他に利用できる資源(と呼ぶんだけど、人だな)など。
をお聞きする。
このあたりをお聞きすれば、どういう困難があり、どういう経過があり、親御さんがどんな願いをもって、お子さんを育ててこられたかが、だいたいわかる。
4.「概要」
(支援経緯・支援経過・現状と課題等)のところを、
どのあたりでどう気になったか、や、それでどう
したか、などをお聞きしていく。その間に、
「医療状況」「社会関係」でお聞きしていたことと、
年・月が違っていたことがわかったり、
「そう言えばこんなところにも通っていた」
という話が出てきたりする。
その後に、福祉サービスを利用とされる
5.「願い」
をお聞きする。(これが「計画案」の一番始めにくる項目)
次に現状の1週間のおおまかなスケジュールと、今後希望されるスケジュールをお聞きする。
あとその場で、あるいは家庭訪問時にお子さんと会い、お子さんにも質問し、また後で事業所からの聞き取りをし、最終的に仕上げていく。(いろいろな相談支援の進め方のマニュアルを読んでいると、「担当者連絡会」というのは受給者証が出て、本契約が結ばれ、その後に、ということだけど、「計画案」を作る段階でどうしても必要になってくると思うのだけど・・・もちろん「会」というような大げさなものではなくてもね)
なおフェイスシートの、特にコミュニケーションの部分は聞き取りさせて頂いている。
たいていは「指示は音声言語で理解できる」というふうに書かれているが、それが間違っている場合がほとんどなので。
障害児支援利用計画案って個別の教育支援計画だ