「イギリス人アナリスト日本の国宝を守る」
デービッド・アトキンソン著
著者はもともとゴールドマン・サックスの金融調査室長。
現在は、国宝の修復を行う小西美術工藝社社長
昔、バブルがはじけた頃、不良債権の額を20兆円と推計し、しかしそのため銀行はもちろん右翼から攻撃にも会い、会社をやめはったという方。しかし不良債権そのものは20兆円どころではなく100兆円以上あったことが、はっきりしているのだけど。
本の中で、
「日本は技術立国だったし、日本人が勤勉だから高度経済成長できた」
という日本人の間で常識になっている説に異を唱え、
「GDPは基本的に人口に相関する。技術だ勤勉さだ、というような点は影響があっても少し」
という説を、資料を添えて出してはります。
GDPと人口は強い相関関係
P29 表1
※GDPはIMFデータ(2013) 人口は各国の直近。この本は2014年に出てますから、2014年以前の数字。
これを自分でExcelに入れ直してみました。
相関図
上の表から「分散図」というのを作ってみました。
「国名」まで選択したら、各点に国の名前が出てくるかと思いましたがそれは出てこず、変なグラフになってしまいました。
数字の部分とその上の項目のところだけ選択して、操作してみると、こんなグラフができました。
たて軸はGDP。
よこ軸は人口。
しかし・・・「1E+09」とか「1.5E+09」とかって、どういう意味だろう?
追記
ネットで検索したら、「1E+09」は「1の右側に0が9つつく」という意味だって。
ということは10億ってことだよね。
「1.5E+09」は15億。
こういうの「相関図」と言うと思ってたけど、Excelの中では「分散図」と言うのね。
まあ一応、Excelでもできることがわかったな。