以前読んだ「ゼロ」とも重なるところはあるのだけど、その時々の「気持ち」がより濃く出ているのかな?長野刑務所で服役していた時に書き始めたものだそう。ってことは手書きで紙に書いていたわけやな。「ゼロ」の場合は口述したものをライターさんがまとめった、って感じだろうか?
堀江さんの最初の自分のパソコンはMSX。「日立H2」を買ってもらい、自分でプログラムを打ち込むところから始めてはる。堀江さんはMSXを愛情込めて
「世紀のクソ企画」
と呼んでるそう。
東大受験については、高3の春から始め、東大の合格判定がFから始まり、結局集中した勉強で現役合格までもっていったわけですが、一日の睡眠時間は10時間を確保していたそう。
なお、現在、堀江さんはYouTubeの「堀江貴文のQ&A」で、まあ「意識高い系」の人からの質問に答えてはると思うのだけど、堀江さん自身が「自然に身を任せる」と書いてるように、最初から「起業しよう」とかいわゆる「意識高い系」であったことはなく、目の前のことをやってたら、自然に「起業」したり「会社を大きく」していたりしたことがよくわかります。
で、また「我が闘争」という題名どおり、ほんと闘ってはるのだけど、結構「負け」もあるというのもわかります。決して勝ちっぱなしじゃない。
しかし・・・ライブドア事件に関しては、当時、どれだけ新聞や雑誌の記事を読んでも、何が罪なのかわからなかったのだけど、やっぱり堀江さんもこの本に書かれてるけど、よくわからないです。
東大駒場寮の頃、居酒屋で
「人の気持ちなんて、分かるわけないじゃないですか!」
と吐き捨てはったのだけど、今ならこう言うと
「人の気持ちはわからないです。でもできるかぎり分かろうとします」
でも、ほんと分からないもんだけどね・・・見えるわけないし・・・