おはようございます。
霧?
にしては、遠くまで見えるか・・・
夏は好きなんですよ
(「タッチ」あだち充著 少年サンデーコミックス〈ワイド版〉第11巻(最終巻) P164)
上杉達也は
ゴメンな・・・
と心の中で言った後、「影」(これはいったい何なんだ?)と共に投球し、新田は三振します。
明青学園、地方大会優勝、甲子園へ。
そして監督インタビューも受けず、柏葉英二郎は喜びにわくナインや関係者に何も告げず、目の手術のために病院に向かいます。しかし目が見えないものだから、途中であった朝倉南に連れて行ってもらいます。
翌日、病院を訪れた朝倉南と一緒に見舞いに訪れた上杉達也は、柏葉にウィニングボールを渡します。
今まで復讐の鬼となり、ネガティブな物言いしかせず、周囲のもの何にでも「嫌いだ」と言っていた柏葉が、二人が帰ったあと、看護師に言います。
「夏は好きなんですよ」
初めてのポジティブな発言ですね。
達也も英二郎も、それまでこだわってきた「できた兄弟」「できない自分」にこだわらなくて良くなったのか?
あとは長いエピローグですね。
甲子園は試合の描写はありません。
それまでの少年漫画だと、優勝まで延々と試合シーンが続きそうですが。
このあっさり感も新鮮でした。(もちろん、地方大会の試合シーンはめっちゃ長かったわけですが)
達也から南への告白シーンなんかもありますが、ま、おまけみたいなもんかな。