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2015年04月27日

縮小都市の挑戦 矢作弘著 序章「縮小都市の時代」



2005/2006 『Shrinking Cities(縮小都市)』I・II
       ドイツ連邦文化財団が中心となって、
       研究者、アーティスト、ジャーナリスト、
       建築・都市計画家など100人を超える
       寄稿者を集め発行。
 その冒頭
「地球の人口は61億人に達し(著者注:国連「世界人口白書」によると、2011年10月には70億人を突破した)、うち30億人が都市に暮らしている」
「都市人口は、毎週100万人以上のペースで増えている」
「1990年代以降、縮小都市が急増している」
[1990-2000年には、世界の人口10万人以上の都市の1/4以上が人口を減らした」


 人口10万人以下の中小規模都市では、人口減少都市の比率ははるかに高くなる。

 じゃあ、一部巨大都市に人口は吸い込まれてるのか?
 明石市30万人、加古川市27万人くらいなんだけど、どうなってるだろう?
 播磨町も稲美町も3万人くらいなんだけど。

 縮小都市の定義
「広範囲で人口の減少に直面し、危機的状況を発症しながら経済社会構造の転換を迫られている人口高密度都市」(K・パラグスト編著『縮小都市の将来』)

 で、それぞれ1章ずつを割いて、デトロイトとトリノの例が出てくる。どちらも自動車会社・自動車工場が中心の都市から転換を迫られている。

 しかし・・・縮小都市化ってのは、ひょっとしてアメリカ(USA)・ヨーロッパ・日本・韓国など北半球の割と早い時期に近代化に成功した地域の話で、ひょっとして南半球というかアジア・アフリカではどうなんだ?

 ドイツ連邦文化財団が上記の本を出したのは、ベルリンの壁崩壊から10年がたち、若者を中心に東から西へ大量の移住が起こり、大量の空き家が発生し、その空き家対策をしたが、「縮小都市が直面している困難を、過剰住宅問題に限定することはできない」という問題意識から。

アメリカ ヤングスタウン「賢い衰退(smart decline)
「空きの価値化」(空き家・空き地・空き工場・過剰になった都市インフラ・公共施設・・・を市再生の資源として再活用する)

生活の質を向上できれば、それは立派に都市が「成長し、発展している」ことになる、という社会思想。

ドイツの経済学者 シューマッハ
『スモール・イズ・ビューティフル』(講談社学術文庫)1973



 小樽市は1960年代に人口を減らし始め、しかし「市総合計画」では常に「今後10年で人口は増える」と書いてきたが、一度として増えたことはないそう。

 そのあたり「とらぬタヌキの皮算用」というか、神戸市でも神戸空港の利用客がどんどん増えると見込んでいたけど、行政の計画って、その予測の根拠そのものが大甘だったりするよなあ・・・

 で、「コンパクトシティ」って言葉は「縮小都市」とはかなり違うらしい。
 「コンパクトシティ」ってのは郊外に出た人口をもう一度都心部に集め、集約型の都市を作ろう、みたいな考え方なのかな?
 そういえば富山が「コンパクトシティ」を打ち出し、しかしそれは「大型店を作らせない」みたいなもんだったというような話もある。


   第1章 甦るデトロイト(縮小都市の挑戦 矢作弘著)

   第2章 トリノを再位置化する(縮小都市の挑戦 矢作弘著)

   第3章 人口減少と高齢化の最先端を走る日本(縮小都市の挑戦 矢作弘著)
posted by kingstone at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・記事・番組など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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