今日は、大阪の梅田スカイビルに
高校中退・その後のキャリアを考えるシンポジウム
に参加して来ました。
主催は 一般社団法人 new-look
前半は講演。講師は
<講演者>特定非営利活動法人 さいたまユースサポートネット 代表理事 青砥 恭 氏
検索してみたら文部科学省で意見を述べてはった。
青砥恭氏(一般社団法人彩の国子ども・若者支援ネットワーク代表理事)意見発表
またブログもあった。
さいたまユースサポートネット
講演の中で「座学中心でなく・・・」という言葉があったのだけど、ほんと、大切なことだと思う。
今の学校は「座学力による選抜システムの勝ち抜き」を目指していると思う。
だから「一定時間座れる」ことを小さな頃から「興味あることが無ければ座っておれない子」に強要することが教育だと思ってる人は多い。「座る訓練」までやってるところあるもんな・・・
ほんと、教師も親御さんも「座学」いわゆる「教科学習」のみが学習と思ってるから「学習障害者」が大量に出てくる、みたいなことになってるんじゃ・・・(もちろん「学習障害者」は本当にいるだろうけど、診断される人はぐっと少なくなると思う)
なお、大阪府立布施北高校には
デュアル総合学科
というのがあって、座学以外に実習も重視してはるそうだ。
後半はパネルディスカッション。
司会はnew-lookの理事長、山口真史さん。
山口さん自身も奈良高専を中退してはります。
まあその後、大学を出て教師をしてたりしてはりますけど。
パネラーは4人の方。
それぞれ「ヒラケゴマプロジェクト」でYouTubeにインタビュー動画をアップしてはります。
谷野ちひろさん IT企業勤務
一ノ宮渉さん 翻訳会社経営
関根祥紀さん 鉄道会社勤務 運転士
島野真也子さん ダンススタジオ経営
(この方はインタビュー動画はありません)
確か会場から「どんな言葉がかけられたら良かったのだろう(中退が避けられただろうか)」みたいな質問があったと思うのだけど、全員が「どんな言葉をかけられてもダメだっただろう」みたいに答えられてたのが興味深かったです。
また渋谷さんが「(不登校や中退でも生きていける)武器を、手にとれる場所に置いてあげる(つまり取るのは自分)のがいいんじゃないか」とおっしゃっててそれも面白かったです。
なお、関根さんは
「他人の敷いたレールの上を走るのは嫌だと思って・・・」
中退したのだけど、
「今は運転士です」
とおっしゃって会場でめちゃウケてはりました(^^)
この4人の方は、私が現在つきあっているお子さん達とはちょっと違う面も多いかな、とも思い、また青砥さんが気にかけておられる中退によって生まれる「貧困の再生産」のただ中にいる人達ともちょっと違う面があるかな、とは思いましたが、でもほんとロールモデルはいろいろあったほうがいいしね。
すごく勉強になりました。