おはようございます。
快晴です。
久々に、もやってません。
飲水貴地脈
みずをのんでちみゃくをたっとぶ
本に載っていた解説
水を飲むとき、それをもたらした水脈の貴さを思う、の意。
後ろにある石井ゆかりさんのエッセイを読んで、漢字の成り立ちを調べてみました。
「たっとぶ」には2種類あり「尊ぶ」と「貴ぶ」です。
漢字辞典ーOK辞典
尊
成り立ち
会意文字です(酋+寸)。「酒だる」の
象形と「両手」の象形から、
両手で酒だるをささげて「たっとぶ
(とうとぶ・うやまう)」を意味する「尊」
という漢字が成り立ちました。
貴
成り立ち
会意文字です。「両手で物をおくって
いる」象形と「子安貝(貨幣)」の象形
から、贈り物を意味し、そこから、
「とうとい」、「値段・身分が高い」、
「大切にする」、「尊敬する」を意味
する「貴」という漢字が成り立ちました。
物を「ささげる」のと「おくっている」のとの差か。
しかし手の位置が「下」と「上」だから「貴」の方は「もらってる」ということも考えられる?
石井さんのエッセイでも「贈られた物だから貴い」と、主体が「物」になっている。
「尊」はささげられる相手が「たっとい」のかな。それともささげる人が「尊ぶ」ということかな。
まあいずれにせよ
飲水貴地脈
は、
「水を飲む時に、その水を贈ってくれた地脈を貴く思う」
という意味だな。
石井ゆかり 文 井上博道 写真