イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
悲劇ではあるんだけど、なんかすごく良かった・・・
アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)
ジョーン・クラーク(キーラ・ナイトレイ)
キーラ・ナイトレイは「アンナ・カレーニナ」でも主演
プロポーズシーンがめちゃ良かった。
1分20秒あたりから、もうぐっとくる言葉。
「いてほしいのは君が好きだから。君と話すのが好きなんだ」
「わたしだってそうよ」
この映画、ゲイのことと同時に自閉症スペクトラムが大きなテーマになっていると思います。でね、たぶん世の中には相手とセックスすることよりも、好きな話題・理解しあえる話題で話す、コミュニケーションすることの方を好む人だってきっといると思う。
で、チューリングも男性同士でセックスしただろうけど、別にジョーンとのハグとかが不快だったわけじゃないだろうし。
そういや、中村うさぎさんもゲイの人と夫婦だったな。
でもさあ、映画の中で自分に危機がせまったと感じたチューリングはジョーンと別れなければと思った時、
「君を好きだったことなど一度も無かった」
と言っちゃって、ほっぺたを張られちゃうだよね・・・
これはチューリングが「心に思ったことをそのまま」言っちゃったのか・・・それとも「論理的にジョーンを守るためにはこう言ったほうがいい」と判断したのか・・・
「君と話すのが好きなんだ」はそれこそ「心に思ったことをそのまま」言ってると思うんだよね・・・
ところで、ジョーン・クラークのWikipediaで、
チューリングの姪のペインはクラークを 'rather plain' (かなり地味)と記録している。ペインは、ナイトレーはクラーク役としては不適切だと考えている。
おい、どういう意味やねん・・・
しかし、こちらに実際のジョーン・クラークの若い時の写真もあるし、笑顔はすてきだし、晩年の動画がありますけど、魅力的なおばあちゃんやと思う。
第二次世界大戦中に国立暗号センターが置かれていたブレッチリー・パークに行ってきた。
bombeとエニグマ見てきたよまとめ
アラン・チューリング 21世紀への問い