いい天気です。
バターロールみたいな小さな雲はたくさん浮いてますが。
ーーー与謝野晶子 みだれ髪よりーーー
舞姫
あてびとの御膝へおぞやおとしけり行幸源氏(みゆきげんじ)の巻絵の小櫛
学研全訳古語辞典
あて−びと 【貴人】名詞
高貴な人。身分の高い人。
出典源氏物語 帚木
「あてびとと見えたり」
[訳] 高貴な人と見えた。
「おぞや」ってのは、何だろう??
「○○や」の「や」と考えると「おぞ」の意味を調べればいいんだけど、そういう言葉が無い・・・
これは違うと思うのだけど・・・
goo辞書
おぞ‐け【▽怖気】
こわがる心。おじけ。「―がつく」
怖気を震う
恐ろしさに身ぶるいをする。非常に恐ろしく思う。
「―・って立竦(たちすく)むと涼しさが身に染みて」〈鏡花・高野聖〉
このあたりから「おぞけ」の「おぞ」と考えて、「怖い」とか・・・
身分の高い人の膝に、こわい思いを落とした。(ってことはこわくなくなった)行幸源氏(という源氏物語のバージョンがあるのかな?検索したけど出て来なかった・・・)を描いた蒔絵に小櫛を落とすところが出てくるように。
みたいなとこか。
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ラベル:挨拶 天気 歌
「御膝へおぞや」ですから「お膝へ」に「怖気」の語幹+係助詞詞の「や」って続きそうにないです。
全然間違っているかもしれませんが「小」+終助詞の「ぞ」+係助詞の「や」で「そう,その小さいもの」で「行幸源氏の巻絵の小櫛」をさすのではないかと。
私が高校生だった頃
「古典って何度も繰り返し読んでるうちにだんだん意味がわかってくる」
とかいう説があり、確かにそんな時もあるのですが、もうこのレベルに
なると(みだれ髪は平安時代とかの古典ってわけじゃないですが)全然
わかんないっすね・・・
確かに、小さな物を膝に落とした、のほうが確からしいっす。