※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2014年06月23日

6月23日(月曜日) 三たび四たびおなじしらべの京の四季おとどの君をつらしと思ひぬ(みだれ髪)

 おはようございます。

 曇りです。


ーーー与謝野晶子 みだれ髪よりーーー

舞姫

三たび四たびおなじしらべの京の四季おとどの君をつらしと思ひぬ

おとど【▽大▽殿/大=臣】《「おおとの」の音変化か》
   1 貴人の邸宅の敬称。御殿(ごてん)。
    「―の瓦さへ残るまじく吹き散らすに」〈源・野分〉
   2 貴人や、大臣(だいじん)・公卿(くぎょう)などの敬称。
    「さぶらひ給ふ右大将の―」〈宇津保・俊蔭〉
   3 貴婦人や女房・乳母(めのと)などの敬称。
    「命婦(みゃうぶ)の―」〈枕・九〉

 これは1の意味かな?つまり妻といる家に帰ってしまった鉄幹をうらんでるような歌か?


 kindle(電子書籍)版は無料です。


 
 
posted by kingstone at 07:40| Comment(2) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この歌の解釈例を知らないのですが,言葉遊びなのかなと。

「しらべ」と「おと」は縁語です。つらしは「辛し」と「面」の掛詞のようにも思えます。
Posted by もずらいと at 2014年06月23日 20:55
もずらいとさん、どうもです。

>「しらべ」と「おと」は縁語
>つらしは「辛し」と「面」の掛詞のようにも

ふ〜〜む。
その縁語であったり、シャレであったりを、そのまま使うのではなく、
一部に使う言葉を使う・・・
めっちゃ「凝った」作りである可能性があるのですね。
(場合によっては「技巧に走りすぎ」と言われかねないような・・・でもたまの遊びならいいか)
Posted by kingstone at 2014年06月23日 22:22
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