観客は確か12人ほど。
19:30から始まって、終了が22:30という、気づいたら、ひえ〜〜長いなあ、という映画でした。帰宅時刻が遅くなったので実感。
でも退屈はしなかったけどね。
原作は漫画(コミック)だって。
主演のアデル・エグザルコプロスの唇の横に出来るしわが可愛かった。
作品の中でアデルという名前はアラビア語で正義という意味だ、というのが出てきて、また男の子との初デートの時に「ケバブがいい」とか言ってるし、主人公はアラブ系というのがわかります。高校もたぶんアラブ系・アフリカ系・アジア系と多彩な生徒がいることがわかります。
フランスはすごい多民族国家になってるんだな。
で、高校の文学の授業のシーンでは恋愛ものを読んでたし、男の子は授業で「危険な関係」を読まされた、ってのが出てくる。おおお、懐かしいぞ、「危険な関係」。そんなの教科書として使うんだあ・・・
まあ、日本だって「源氏物語」を使うことがあるから同じようなもんか・・・
もう一人の主演(だよな?)のレア・セドゥは「マリー・アントワネットに別れを告げて」で主演してた人なんだ。気づかなかった。
女性同士の愛を描いた物語。
で画学生(のちに画家)と高校生の恋そして愛なんだけど、予告編にもあるように、アデルが寂しさから同僚と体の関係になった時「売春婦」という罵声を浴びせる。いやあ、喧嘩になるのはわかるとして、そういうののしり言葉を浴びせるかな・・・でもこれは翻訳の問題?例えば私たちが「クソ!」とか叫ぶ時、「うんこ!」という意味は私たちの頭に登ることはないのと同じかなあ・・・この人たちのそれまでの描かれ方と「売春婦」というののしり言葉はなんかうまく私の頭の中で合わないんだけど・・・
しかし、高校で友達と喧嘩するシーンでまだまだレズビアンが「差別される」というのがわかるな。大規模なゲイパレードのシーンも出てきますが。あと高校民営化反対の高校生たちも多数参加してるデモも出てくる。で、どれも楽しそうでした。
ラベル:映画