※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2014年04月25日

4月25日(金曜日) 君ゆくとその夕ぐれに二人して柱にそめし白萩の歌(みだれ髪)

 おはようございます。

 いい天気です。
 水平線方向は霞んでますが。


ーーー与謝野晶子 みだれ髪よりーーー

はたち妻

君ゆくとその夕ぐれに二人して柱にそめし白萩の歌

あなたが旅立つという夕方、二人で柱に白萩の歌を書きましたね。

という歌??でも柱に落書きしたら怒られそうだしなあ・・・
そういうことじゃないのか??

goo辞書
そ・める【染める】[動マ下一][文]そ・む[マ下二]
   1 染料などを使って色をつける。また、しみこませて色や模様をつける。
   2 光などが、あたりの色を変える。ある色にする。
   3 (恥ずかしさなどのために)顔を赤らめる。
   4 そのことに関心を寄せる。思いを深くする。
   5 (「手をそめる」の形で)あることにとりかかる。着手する。
   6 (「筆をそめる」の形で)書きはじめる。また、(筆で)絵や字を書く。


もずらいとさんがコメントをつけて下さいました。こちらに転載(転記)させて頂きます。文の整形は適当に私の方でしました。


   >柱に落書きした

   歌ではもちろんありません。この場合「柱にそめし」たのは二人の影です。
   ですから,「白菊」を題材の恋の歌を引き合い(白菊の歌にあるような私たち
   の影が映っていますよ)に出しているのです。
   凡河内躬恒の「心あてに折らばや折らむ初霜のおきまどはせる白菊の花」
   でしょうかね。紫式部にそういう歌があるのかもしれません。
    和歌というのはこういううんちく合戦の意味合いが強くあります。それを
   「貫之下手な歌よみにて」と否定したのが正岡子規です。


 なるほどな。さすがに落書き(goo辞書の6番目の意味)ではなかったか・・・
 2番目の意味だったんですね。
 うんちく合戦はわかってる者同士だと楽しいけど、見ててさめてしまう人も
 いるわなあ・・・ 

 kindle(電子書籍)版は無料です。

posted by kingstone at 07:51| Comment(2) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>柱に落書きした

歌ではもちろんありません。この場合「柱にそめし」たのは二人の影です。ですから,「白菊」を題材の恋の歌を引き合い(白菊の歌にあるような私たちの影が映っていますよ)に出しているのです。凡河内躬恒の「心あてに折らばや折らむ初霜のおきまどはせる白菊の花」でしょうかね。紫式部にそういう歌があるのかもしれません。
 和歌というのはこういううんちく合戦の意味合いが強くあります。それを「貫之下手な歌よみにて」と否定したのが正岡子規です。
Posted by もずらいと at 2014年04月25日 21:01
もずらいとさん、どうもです。

本文に転記させて頂きました。
Posted by kingstone at 2014年04月26日 06:33
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