う〜〜ん、う〜〜ん・・・
これはいい天気なのか・・・空にうすい色の霞みが、しかし分厚く覆っていて、太陽の光も弱いんだが。
ーーー与謝野晶子 みだれ髪よりーーー
はたち妻
下京や紅屋(べにや)が門をくぐりたる男かはゆし春の夜の月
学研全訳古語辞典
かはゆ・し 形容詞ク活用
@恥ずかしい。気まり悪い。
出典右京大夫集 「いたく思ふままのことかはゆくおぼえて」
[訳] あまりに自分の思っているままのことでは恥ずかしく思われて。
A見るにしのびない。かわいそうで見ていられない。
出典徒然草 一七五 「年老い袈裟(けさ)掛けたる法師の、…よろめきたる、いとかはゆし」
[訳] 年をとり、袈裟を掛けた法師が、…よろめいているのは、たいそう見るにしのびない。
Bかわいらしい。愛らしい。いとしい。◆「かほ(顔)は(映)ゆし」の変化した語。
語の歴史室町時代からBの意味でも用いられるようになり、形は「かはいい」に変わり、
現代語「かわいい」につながる。
そうかあ。じゃあここでは「Bかわいらしい。愛らしい。いとしい。」の意味でいいんだろうな。
鉄幹が下京にある口紅を売っている店に一緒に入ってくれた(あるいはプレゼントをするために一人で入った?)いとしく見えた。みたいな感じかな。
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