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2013年10月22日

商店街再生の罠 久繁哲之介著



 2013年8月10日発行


 しかし、強烈な書き方が随所にあるなあ・・・(私も相当なもんだけど・・・)
 で「うわあ」と思ってよく読むと、なるほど、そういう方向からなら納得、という部分も多かったです。

 まず著者は「商店街が大型店に客を奪われた」という説に疑問を呈します。

 現象を見ると「商店街が大型店に客を奪われた」に間違いは無いと思うのですが、著者の言いたいところは「商店街の個店が努力しないのに対して、大型店は努力している」ということに尽きるかな・・・しかし、それを「能力と意欲が欠ける」と書くと角が立つよなあ・・・まあその「能力と意欲が欠ける」を丁寧に書くと

1.失敗(商店街が衰退)した理由が正しく認識されていないので、
  不適切な解決(再生)策が導かれて、いつまでたっても効果が
  出ない。
2.公務員は、まちがった商店街の救済策に、多額の補助金(税金)
  を投入し続ける。
3.商店街は、自立する意欲と能力を失い、補助金への依存度が高ま
  る。

 ということで、あんまり「個店」を責めてはないんだけどね。(でもいろいろ批判点は後にも出てくるけど。例えばある商店街の多くの店がThank you mailを葉書でお客さんに送ったけど、その文面がどの店も同じだったとか・・・どうも公的なセミナーで紹介された文面をそのまま使ったらしい)

 しかし、商店街ってそんなに公共投資としてのお金がつぎこまれてるんだろうか??

 でも、確かにみんな車で行ける郊外店や、大型店に行っちゃう、という流れはあるだろうし、人が来ないことには始まらない、ってことはあるなあ。

 あと「観光客向け」か「地元の人向け」か、という指摘も面白い。
 境港市の「水木ロード」は「観光客向け」として成功しているけれど、「地元の人向け」としてはどうか、とか。でも地元の人向けでは商売成り立たないところもあるかなあ・・・

 で、成功している大型店にしろ、商店街にしろ「交流」や「体験」を大切にしている、ってのはそうだろうな。

 あと「商店街再生」とか言ってる公務員が商店街を全然使っていない話とか・・・確かに、自分でここがこの商店街の魅力だ、とかいうのがないと全然説得力が無いわな。また自分で「こんな魅力的な商店街を作ろう」とかいう気持ちが無いと・・・
 
 しかし、これ、特別支援学校や特別支援教育にも言えるよね。

1.なぜうまくいかないかの理由が正しく認識されていないので、
  不適切な解決策(人手に頼る)が導かれて、いつまでたっても
  効果が出ない。
2.人手が足りないという認識だから、多額の人件費を投入し続け
  る。
3.教師は自立する意欲と能力を失い、人件費(人手)への依存度
  が高まる。

 もちろん「わかってる」人手がたくさんあると、そりゃあ楽できていいんだけどね・・・

 で、特別支援学校や特別支援学級の先生方、自分の子どもや親戚の子に障害があった場合、「是非うちに来たらいいよ」と思えてるかな。思えてたらいいよね。
ラベル:経営
posted by kingstone at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・記事・番組など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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